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保育内容「環境」の授業、6回目?

気温がぐんぐん上昇していますが、湿度が低いので快適な一日でした。
午前中の環境の授業。
前回の押し花はとても綺麗にできていました。
不要な紙をA5サイズにカットし、三方の折り方を黒板に書きました。
それを見て折るのは、押し花保存袋です。
節分の豆まきなどで豆を入れるアレです。
折りたたむと、平たく収納できます。
半透明のグラシン紙やクッキングシートなどを使うと便利です。

出来上がった押し花の様子から、デコパージュよりも、紙に挟んで蝋引きする方がやりやすそうでした。
次週は押し花を蝋引きし、出来上がったワックスペーパーを蝶の形にカットしてみようと思います。

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こんな感じです。

畳んでおけます。
出来上がったら、折り方の手順を、私が黒板に描いたそのままで良いので、プリントに書かせます。

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次に、虫メガネで幼虫などを観察する際の受け皿を作ります。
もう使っていないマークシート用紙があったので流用ました。
写真は色画用紙ですが、4辺を幅1cm弱で折り返します,
4つの角を対角線で折り目をつけて、つまむようにすると四角の皿ができます。

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ちょうど中庭のツバキなどに、テントウムシの幼虫がいる時期なので、虫メガネを持って観察に行きました。
直接手で触れないようにして、受け皿に載せて虫メガネで見るようにしました。

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大型の拡大鏡は理科用のものですが、他は全て100均の商品です。

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虫メガネをiPhoneの接写レンズとして使ってみました。
タンポポの綿毛です。

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ヒメジョオンかな?


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この日大発生していたアオムシ。


この後教室に戻り、虫メガネに関連させて、ヴィゴツキーの三角形について触れました。
次週は、発達の最近接領域について少し詳しく説明する予定です。

相馬靖明(和泉短期大学)

夏に向かって、注目の研究会など

私が、既に参加申し込みをしたものを中心に。

6月2日(土)
BEAT SEMINAR「子どもとデジタル絵本」

詳しくは、上記リンクから、BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)のサイトへ

サラリーマンになって、職場の先輩たちが回し読みしていたのを読んで以来、月に6〜10冊の青年コミック誌を20年以上買い続けていました。
四国に行っている間は主に経済的な理由でコミック誌を断っていたのですが、最近はiPadで読めるコミックを購入して読むようになりました。
「テルマエ・ロマエ」や「神の雫」、「宇宙兄弟」を愛読しています。

洋書も昔は表参道の洋書専門店や青山ブックセンターまで足を運ぶ必要がありましたが、日本よりもずっとデジタル化が進んでいるようで、ワンクリックで簡単に手に入り価格も安いですね。
洋書はiPadで読むと辞書が内蔵されているので単語の意味をひきながら読み進めることができるので、ハードルがずいぶん下がりました。

子どもの絵本の世界もデジタル化が進んでいます。
iPadアプリとして流通しているデジタル絵本の数も相当あります。
今回のテーマは、デジタル絵本です。
これまでの絵本とデジタル絵本では何が違うのでしょう?
幼児とメディアの研究をされている佐藤朝美さん(東京大学情報学環助教)は、お母さん研究者(この表現がよいかどうかわかりませんが)でこれから注目の研究者です。

先日お会いした時に、保育者養成校で幼児教育系の科目を持っている方ならよくご存知の東京学芸大学附属幼稚園の映像「3年間の保育記録」の主人公R君と同じ学年にお子さんがいらっしゃったのだそうで、おもわず「へえ〜」っとなりました。

6月20日(水)
「乳幼児教育学シンポジウム 気づきをうながすドキュメンテーション」

育児や介護サービスの企業ポピンズが運営する研究会です。
会場は東京大学で、ハーバードのプロジェクト・ゼロ研究員による招聘講演があります。
プロジェクト・ゼロは、マルチプルインテリジェンスを提唱したハワード・ガードナーらによって1960年代から進められている学際的なリサーチプロジェクトです。
乳幼児期に関するリサーチでは、早い時期からレッジョ・エミリアアプローチに注目していました。
上記リンクのPDFには明記されていませんが、今回のテーマは Babies and toddlers as mentors だということです。(秋田喜代美先生のところの大学院生、佐川さんから教えていただきました。佐川さんも4歳と1歳のお子さんがいて、子育て真っ最中の研究者です)
メンターとしての赤ちゃんや乳児たち、ということですから、乳幼児の仲間関係とドキュメンテーションを中心とした内容のようです。

6月23日(土)
これは、既にお知らせしているソニー教育財団の幼児教育支援プログラムで優秀園となった、大和郡山市立片桐西幼稚園の公開保育とシンポジウムです。

7月6日(金)
こちらはまだアナウンスされたばかりで詳細はこれからなのですが、注目の研究会です。
ワークプレイスラーニング(職場学習)などで注目されている、東京大学の中原淳先生の研究会です。
詳細は、今後中原先生のブログで明らかになると思います。
キープ自然学校・森のようちえんの小西貴士さんをフューチャーし、実践を記録すること、実践を物語ることをテーマにした研究会とのことです。
中原先生の研究会は毎回膨大な参加希望者のため抽選となることが多いのですが、今回はさらに50名程度と小さな会のようです。


子どもと保育総合研究所では、8月の子どもと保育実践研究全国大会に向けて企画をつめている所ですが、今回ご紹介したものとどうやらつながってくるだろうな、と個人的には思っています。

相馬靖明(和泉短期大学)

保育内容環境の授業、6回目

前回アナウンスしたように、今日は押し花作りを、しました。

段ボール箱を小さくカットして、ティッシュを挟んで輪ゴムをかけて押し花キットを作ります。

ティッシュを二つ折りにしたサイズの段ボールを5枚切り出します。
カッターがなくても、ハサミを使う方法を知らせました。


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出来上がった押し花キットと虫眼鏡を手に外に出かけました。

まずは、前週にエダマメの種まきをした牛乳パックポットの様子を見ます。
いくつかのポットでは根が伸びて双葉が開こうとしていました。

建物や塀のきわに伸びている雑草も可愛らしい花が咲いています。


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このピンクの花の名前はわかりません。
4弁の花です。

途中で雨が降り出したので、
摘んだ花を教室に持ってきて虫眼鏡で観察しました。
その後、ティッシュの上に並べていきます。


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一週間、乾燥させた後、次週の授業でアイロンをかけます。
出来上がった押し花でデコパージュをする予定です。
チョウチョや小鳥の形にカットした段ボールに、希釈ボンドを塗って貼りつけさらに上塗りします。

6月の親子イベントでは、2年生の「言語表現」受講者を中心に「お話の森へお散歩」を企画しています。
授業で練習したストーリーテリングを、公園の森の中に小さなステージをこしらえて披露します。
その時のお散歩コンパニオンとして、子どもたちが手につけられるチョウチョや小鳥を作ることからスタートしたいと思います。
その際に押し花のちょうちょや小鳥のデコパージュ作品を展示することで、雰囲気作りや子どもたちへの動機付けとしたいと思っています。

相馬靖明 和泉短期大学

保育内容環境の授業

連休の合間、枝豆の種を蒔きました。

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牛乳パックを育苗ポットとして使います。

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2リットルのペットボトルを半分に切ってかぶせて、温室にします。
雨よけ、鳩よけでもあります。
中庭の階段のデットスペースになっているところに並べます。
本葉が数枚になるまではここで育てます。
その後摘芯をして、脇芽が出てきたら定植します。
定植も畑ではなく、スチロールのトロ箱などでプランターを作る予定です。

相馬靖明 和泉短期大学

日本保育学会第65回大会(東京家政大学)に参加しました

GWの真っ只中に開催された日本保育学会。
私は、初日午後に自分のポスター発表があり、2日目は、午前中をポスター発表、午後を実行委員会企画のシンポジウム2つに参加しました。

自身のポスター発表では、要旨集を読まれて来てくださった方がいてうれしかったです。

ポスター発表ではいくつかの興味深い発表がありました。
ビデオを用いた観察・分析の手法で、子ども同士の「見る・見られる」あるいは「まねる・まねられる」関係や、0歳児クラスでの親密さの形成プロセスの分析などの、地道な感じの発表がほんとに面白いと思いました。
共通しているのは、子どもの行為を視る・聴く、子どもにとっての意味生成プロセスを語ることを、保育者の専門性としてとらえていることだと感じました。
いくつかの保育者によるカンファレンス場面の分析も面白いと思いました。言語化できない「語れなさ」が大事にされ続けることの意味、匿名性が担保されるカンファレンスのデザインなど。

今回の発表プログラムの編成を手がけられたS先生は、同系統の研究を1つのセッションにまとめすぎたかも、とおっしゃられてましたが、隣同士の発表がつながってみえてくるので、あちこちでトライアングルな関係が生まれていて面白かったっと思いますし、私自身、「こちらの発表ともつながりますよね!」とトライアングルセッションを積極的に仕掛けていきました。

実行委員会企画シンポジウムⅣでは、保育内容としての遊びがテーマでした。
指定討論の戸田雅美先生がいらっしゃらないのは残念でしたが、進行の河邉貴子先生から、遊びが保育内容として成立していないのではないかという問いが投げかけらました。

話題提供の杉原先生は、内発的に動機付けられた状態で、自分らしくあること、持てる力を発揮することが遊びの意味だとし、そこでの指導原則は、子どもの自己決定を最大限尊重することだと言います。
田代先生は、「学びや育ち」のある遊びとはいっても、そこにはクリアに見えるものと見えないものがある、ぐちゃぐちゃとした遊びを語るには幼児理解と教材研究が必要だ言います。
前原先生は、保育の長時間化に対し、そのすべてを保育課程の射程としている保育指針では、歯止めがないのではないか?という問題提起がありました。

進行の河邉先生からは、特に田代先生の「遊びを語るには幼児理解・教材理解が必要」という「理解」とは、「解釈」である(「でしかない」と言われる可能性がある)という視点が出されました。
遊びの価値を、子どもの意味生成のプロセスとして、解釈以外の方法で語ることは出来るのか?

このことは、ポスター発表で言葉を交わした千葉大学大学院の阿部さんが、保育研究の世界に入られて感じている違和感、一面的であったり二項対立的であったりという違和感ともつながるんだろうなと思いました。
阿部さんのブログ、保育学会参加報告もご覧ください。

「(保育の価値は)解釈でしか表せない」(一面的)「解釈以外の方法で表す」(二項対立的)ではなく
「解釈を、何と組み合わせて表すのか」

その一つの道が、同日午後に開催されていた対談の登壇者、キープ自然学校・森のようちえんの小西貴士さんの一連の作品ではないかと思いました。
東京大学の中原淳先生も、最近のご自身のブログで触れられていました。

保育学会での小西さんと家政大ナースーリールームの井桁先生の対談が、他のシンポと重なっていたのが残念ですが、いずれまたお二人のお話は聴く機会があるでしょう。

相馬靖明(和泉短期大学)

言語表現の授業、3回目

一昨日の授業もスタートは、絵本の読み語りから。

「どこ いったん」
ジョン・クラッセン/作、長谷川義史/訳
クレヨンハウス、2011

Dokoittann

帯には「ちょっとドキッとするお話をほんわかと…訳してん」
とあります。
最後が、ちょっぴりブラックですね。
4年間、西日本で暮らしてたおかげで、関西弁の言い回しも自然にできるようになりました。
もちろん、大阪の人が聞いたら気持ち悪いのかもしれませんけど。

授業の前半は、オープンクエスチョンを使ったペアコミュニケーションを、B4サイズのコピー用紙に書き出していく「私の構成要素」をしました。

「よくわかる学級ファシリテーション2―子どもホワイトボード・ミーティング編― (信頼ベースのクラスをつくる) 」
ちょんせいこ、岩瀬直樹/著
解放出版社、2011

を参考に、次のようなインストラクションをしました。

「私の構成要素」
1. コピー用紙の中央に、「わたし」と書いてマルで囲みます。(第1階層)
2. 真ん中のマルから、4本の「思考の枝」を描きます。
3. オープンクエスチョン開始、「わたし、というと?」
4. 聞き手は、4本の思考の枝に一つずつ「私を構成していること」を書きます。(第2階層)
5. 引き続き、「どんな感じ?」「たとえば?」と問いかけ、4から思考の枝を3本伸ばし、聞き取ったことを書きます。(第3階層)
6. さらに、「もう少し詳しく教えてください」「具体的なエピソードを教えてください」と問いかけ、5から3本の枝を伸ばし聞き取ったことを書きます。(第4階層)
7. 全部を書けなくてもかまいません。書ける所だけ書きます。
8. 書き終わったら、聞き手を交代します。

学生同士なので、「おしゃべりの楽しさ」だけになりがちですが、言葉でのコミュニケーションを可視化することで、思考の階層を深める聴き方への意識が高まるようでした。

授業の後半は、4人でのストーリーテリングです。
約30分間で
1、配役決め
2、台本読み合わせ
3、立ち稽古
4、発表
と進みました。
3クラスとも、4人グループが10~12できましたので、教室の3つのコーナーを舞台にして発表する形にしました。

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練習風景

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発表風景

キツネの親子が登場するお話なので、手をキツネの影絵のような形にしています。
2人語りでは、相方とのやりとり中心なので、自分の台詞がなくても相方とアイコンタクトしている場合が多いのですが、
4人語りになると、自分の出番のない間合いがあります。
その間の、身の置き場のなさを、他の人の発表する姿を通して感じ取ります。
次週は、台詞がないときに自然に立っていることへの意識と、視線の動かし方の練習をします。

相馬靖明 和泉短期大学

2011年度ソニー幼児教育支援プログラム 最優秀園実践発表会

先日お知らせした、下記研究発表会・講演会の二次案内が出ておりました。

ソニー教育財団のサイトから、FAXでの申込書をダウンロードできます。

***************************************************
2011年度ソニー幼児教育支援プログラム 最優秀園実践発表会
日程:平成24 年6月23日(土)  8:30~16:10
場所:大和郡山市立片桐西幼稚園 (奈良県大和郡山市)
内容:公開保育・研究発表・バズセッション・シンポジウム・講演
シンポジウム
“なる” ことから「科学する心」を考える  
シンポジスト
佐伯 胖先生(青山学院大学教授)
小林 紀子先生(青山学院大学教授) 
大内 菜恵子 木下 育子(片桐西幼稚園) 
コーディネーター  
和田 公子先生(奈良佐保短期大学教授) 
講演
「なってみること」による科学の探究  
佐伯 胖先生(青山学院大学教授)
***************************************************** 

相馬靖明(和泉短期大学)

言語表現の授業、2回目

保育の表現技術「言語表現」の2回目の授業。
1日に3クラスの授業をするのですが、1クラスだけは5限目にも授業をしました。
5月から7月にかけて、合計6週間の実習があるため補講が5限目に入ります。
この曜日は、実習期間以外は、1日に同じ科目を4コマ連続でやっています。
5限目の内容はクラスによってずれていくので、それをどうするのか、ということもあります。

授業開始時点で、ペアになり2ペア4人で机を向かい合わせて座ります。
このフォーメーションで進めています。
メンバーは固定ではなく、その都度、ペアを作ることをベースに、机やいすを移動させます。

今日もスタートは絵本です。
今週は「あな」
福音館のこどものともハードカバー(傑作集)です。
谷川俊太郎&和田誠の黄金コンビですね。

ここは淡々と進みます。

次に、ペアコミュニケーションでのオープンクエスチョンの練習です。
先週のニュージーランドの「質の高い保育」の話題とのつながりになります。

ちょんせいこさん、岩瀬直樹さんの共著「信頼ベースのクラスをつくる よくわかる学級ファシリテーション②子どもホワイトボード・ミーティング編」の28ページからをそのままにやってみました。

信頼ベースの学級ファシリテーションについては、小学校や中学校の先生たちを中心に各地で勉強会が開かれ、facebook上での情報交換も行われています。
私も保育者養成の授業について発信しています。

ペアでのオープンクエスチョンの練習は、最初1分、次に3分にチャレンジしました。
聞き手と話し手になって、聞き手はオープンクエスチョンやあいづちの例(というと?、たとえば?、なるほど、へえ…)が印刷された「質問の技カード」を見ながら、オープンクエスチョンだけで話を聞きます。
一つの話題で3分間話すということは、慣れないとものすごく長い時間です。
また、相手の話を聞いているうちに、心が反応して聞きたいことがでてきます。
しかしここでは「自分が聞きたいことを聞く」のではなく「相手が話したいことを聴く」そこに軸足を置いてオープンクエスチョンの技を使ってみよう、とインストラクションしました。

後半は、ペアでのストーリーテリングです。
簡単な台本を元に、二人の掛け合いでお話を語ります。
これは、私の幼稚園保育者時代の経験を元にしています。
当時、月に一回のペースで、幼稚園の先生たちみんなで取り組むシアター的活動がありました。
幼稚園の名前にちなみ、パープル劇場と呼んでいました。
パープルさんこと小林由利子先生(現在、東京都市大学)の演出での出し物もあれば、保育者が考えたもの、小林先生の学校の学生さんの発表ということもありました。
小林先生の専門はドラマ教育です。
子どもたちに多様に表現して欲しいと願う以上、子どもたちが観たり聴いたりする、受け取る経験の場を豊かに用意しようということで取り組んだ活動です。
様々なことをしましたが、保育者数人でする朗読劇がありました。
舞台設定もシンプルで、演者が並んで立つだけ、せりふの時だけ前に一歩出るといったようなものでした。
シンプルなだけに、イメージやメッセージがとても豊かに伝わることを感じましたし、アイコンタクトや目線、間など、保育者にとっても体験的な学びがとても多い活動でした。

今回は、「二人語り・虎の巻―相方・聞き手とつくる語りの世界」(著:末吉正子、一声社)に掲載されている台本を使いました。

二人の掛け合いのほかに、聞き手(お客さん)に合いの手を入れてもらうというスタイルになっています。
そこで、2ペア4人グループに2つの台本、A・Bを渡します。2つのペアがどちらの台本でするのかを決めます。

①「聞き手に合いの手を入れてもらうこと」をどのようにインストラクションするか
②相方や聞き手への目線やアイコンタクトのタイミングを考える
ことを意識しながら、ペアで5分間練習します。

練習が終わったら、Aのペアが移動して他のテーブルに行ってお話を演じます。
次に、Bのペアも移動して他のテーブルでお話を演じます。

今回の授業では、授業のリフレクションとして次の3点について、振り返りを書いてもらいました。

※オープンクエスチョンについて
①オープンクエスチョンやあいづちを使って聴くことができたか
②相手から感じた「好意的な関心の態度」について気付いたこと
※ペアストーリーテリングについて
③タイミングや間、目線について感じたこと

次のような振り返りがありました。

・どうしても自分がしゃべりたくなってしまって、相槌だけで聞くのは難しかった。
・眼を見てくれる、うなずいてくれると、興味をもっていることが伝わってきた。
・相手が話す時は口を挟まず、話し終えるのを待つことが大切だと感じた。また、相手の目をしっかり見ていれば自然と呼吸やタイミングが合うことを感じた。
・話し手の時は、アイコンタクトで相方とタイミングを合わせたりお互いに笑ったりなどのときに、楽しさを感じた。聞き手の時は、聞きながら相槌を打つとお互いが笑顔になる瞬間があり、楽しかった。
・話し手側のときは、台本どおりに相方が相槌をしてくれてタイミングが合いスムーズに行きました。聞き手の時は、はじめ相槌のタイミングが合わずぎこちなく感じましたが、だんだんとタイミングが合うようになり、タイミングが大切なのだと思いました。
・ペアコミュニケーションは、どんな態度でいたら相手が話しやすいか、どんな態度をしてくれたら自分も話しやすいかを改めて実感できました。
・相方が話した後の合間を、どの程度とるのかが難しかった。
・初めは、オープンクエスチョンだけで聞くことができるが、だんだんとオープンクエスチョンだけで聴くというのは難しくなって、うまく出来なかった。
・相手が自分の眼を見て聴いてくれたり笑顔で聞いてくれていると、話していて気持ちがよかった。
・タイミングが合ったときは心地よく、次の言葉もすんなりと言えるし、受け止められる。
・眼で見て相槌をされたので、しっかり聞いてもらえた感じがした。
・話し手の時は、間違えないことやしっかり間を空けることを意識し過ぎて緊張したけれど、聞き手が上手にタイミングよく合わせてくれたので、ヨカッタ!聞き手になったときは、どのタイミングで合いの手を入れて欲しいのかがよくわかったので、楽しみながら聞き手役をすることができた。
・話し手からの合図に合わせて合いの手を入れた時も、合図なしで合いの手を入れた時もあった。しかし、お互いに呼吸の間をとって相槌をしたので違和感がなかったのだと思った。
・普段何気なく会話をしているけれど、聞き手と話し手しだいで大きく変わるものだということを感じたし、聞き手がしている相槌には大きな役割があることがわかった。
・相方がせりふを言い終わって、少し間をおくと言いやすかった。
・一言一言うなずいてくれたり、眼を見て聞いて、相手のほうを向いて聴いてくれると、温かい関心を感じた。
・オープンクエスチョンでは、「たとえば?」を使うことが多かった。
・相手の背中に向けて話をするワークでは、寂しさを感じた。自分が話す時に、興味をもって聴いてくれている様子が相手から見られると、たくさん話したいという気持ちになる。
・「うん」というだけでなく、うなずく動作があると、聴いてくれてる感が高まることを感じた。
・聞き手役のときに、少し間が空いてから合いの手の「ほんとになぁ」と言った時に、何が面白いというわけでもないのに、笑顔になってしまった。
・1分間、相手の背中に向かって話し続けていると、そういう設定なのに、切なくなって話す気がなくなってきました。
・時折うなずいてくれる、というのが話しやすかったです。
・話し方や聴き方で、相手への印象が変わっていくのを感じました。子どもと接する時にも、もっと子どもの話が進むような会話をしていきたいと思いました。
・質問の技カードの言葉だけで聞くと言うのは予想以上に難しく、最初はスムーズな会話にならず難しく感じたが、何回かチャレンジを続けていくうちに慣れてきて、相手側の表情や聞き方を見て、どのような聞き方を選ぶとよいのかを考えることが出来るようになってきました。
・決まった相槌でも、目で見て話したり笑顔で話を聞いてくれると安心します。
・話し手の時、声量、スピードを考え気持ちをこめると、相方のせりふや合いの手も入ってきやすいように感じた。

この後、1クラスは補講の授業として5限目に、ペアでのストーリーテリングをもっと長い台本で練習し、10~12ペアごとに発表しあいました。
さらに練習して、6月の土曜日の親子イベントなどで発表したり、昔話などを題材に自分たちで台本を作るところまで進めていく予定です。

相馬靖明(和泉短期大学)

オープニングの週でした。

今週は、短大での授業に加えて、非常勤の2つの大学での授業もスタートしました。
1週間にトータルで8クラス、のべ420名ほどの学生さんたちと授業で出会います。
非常勤のうちひとつは児童教育学科で、主に小学校教諭免許を取得するために小学校で実習をする学生がほとんどです。
幼稚園教諭の免許も取れるため、そのために必要な科目を担当します。
幼免取得に必要な多くの科目は小免の科目で代替できるので、実際に保育のことを学ぶのはこの授業だけということでした。
実は私の大学院時代の母校でもあり、初回の授業で自己紹介をした時に
「ここの卒業生です」
と言うと、
(えっ?何言ってるのこの人?受けないギャグ?)
といった雰囲気が漂いました。何しろ女子大なのです(^^;;
「大学院からは男性も入学できたので」
というと「へぇ〜」「ヘェ〜」

いずれの授業でも、オープニングは同じ絵本で始めました。
非常勤先は、約90名と70名の講義科目のため大教室でしたが、教室が縦長ではないので広さ的には大丈夫でした。

「はやくはやくっていわないで」
作:益田ミリ、絵:平澤一平
ミシマ社

絵本を読んだあと、絵本に添えられていた作者の益田ミリさんのメッセージを読み上げました。
上記のリンクから、ミシマ社のサイトでもそのメッセージを読むことができます。


授業の最後に、授業参加コメントを記入する時間を用意し、集めたものをスキャナーでノートパソコンに取り込みます。スキャン終了後、そのまま学生に返してしまいます。

昨年度は、windows機でフリーソフトとエクセルを使って出席管理と成績の集計をしていました。
今年度は、それをmacに移行できないか試しています。多分これでいけると思います。
こんな手順です。

1.コメントを記入したワークシートを学籍番号順に並べ替えます。
2.ハンディなドキュメントスキャナをmacbook airに接続し、スキャンします。
100枚あっても、5分で返却までできます。
3.スキャンしたデータは、グレースケールのPDFファイルにします。1枚ずつの画像データではなく複数ページの1つのファイルにします。
4.私は、CANONのスキャナーを使っていますが、設定を登録しておくと所定のフォルダに日付のファイル名で自動で保存してくれます。


5.研究室または自宅で、PDFファイルを開きます。
コメントシートには、学籍番号・氏名記入欄とコメント記入欄が、A4縦の用紙の上から1/3になるように配置しています。用紙の横幅を基準にして表示させると、MacBookの画面上にはちょうどその部分だけが表示されます。
6.同時に、Macbookの横にiPadを用意します。iPadでは、カード型データベースのBentoを使います。1枚のカードには、学籍番号と氏名の入力欄、15回の授業開講日の欄にタッチすると「1、2、3、欠席」のいずれかを選択できるようになっています。
7.Macbookの画面を見て、学籍番号と氏名を確認し、書かれたコメントを読み、iPad上のその日の日付欄で書かれた内容についてレーティングするわけです。
8.提出がなかった場合はレーティングが空欄になりますので、後で「欠席」を選択しておきます。
9.エクセルのシートだと、横長になって画面から外れる部分が出てきてとても面倒でしたが、一人が1枚のカードになっているので、出欠状況を一目でつかむことができます。
10.Mac側にもBentoを入れておくと、WiFiで同期できますし、エクセルなどで開くことができるファイルとして出力できますので、スプレッドシートを使って成績の集計などはそのままできます。

初回は、氏名や番号の入力で時間を食いましたが、2回目からはかなりスピードアップできそうです。
というのは、マウスを使わず指でタッチするだけなのでとてもストレスがありません。


コンパクトだとはいえ、ノートパソコンとスキャナーを教室に持ち込まなければいけないのは少し大変ですが、毎回、その場で返してしまうので書かせた紙を持ち歩かなくてよいのはとても楽です。
日付毎、クラス毎に束ねて輪ゴムをかけておく手間がなくなりました。

今年度は、授業での教材提示もほとんどiPadを使っています。
プレゼンテーションのアプリであるkeynoteにPDFでも画像でも放り込んでおけば、フォントや画像の大きさを考えることなく、必要があれば、その部分を拡大して表示できるからです。

3つに大学は、教室の環境がそれぞれ違いました。

1.本務校
教室は黒板とチョークです。正面ではなく黒板の横のスクリーンにスライドや動画を表示できます。
スライドを見ながら、同時に黒板にチョークで記入していきます。学生にとっては、スライドが終わったあとも黒板を見ることで、どんな流れだったか確認できます。
2.非常勤先の一つ
正面がホワイトボードでそこにスクリーンが降りてくるのですが、スクリーンを上げてしまってもホワイトボード上にスライドが表示され、その上にマーカーで上書きすることができます。ただし、スライドを替えるとマーカーで書いたものを消さなくてはなりません。
学生にとっては、消されてしまうのでせっせとノートすることになります。
ただし、ノートてーキングができる学生が多いようなので問題ないかもしれません。
3.もう一つの非常勤先
正面に黒板があり、スクリーンが降りてくる。スクリーンが大きいので黒板をほとんど覆ってしまい、スライド映像を見ながら黒板に記入するだけのスペースがない。
これが一番使いづらいです。
静電気でくっつくホワイトボードシートが市販されているので、黒板の正面を覆ってしまうという手もありますがどうでしょう。
iPad上で手描きを加えていくという手も使えなくはないのですが。

相馬靖明(和泉短期大学)

科学する心を育てる 「“なる”ことから「科学する心」を耕す」

ソニー教育財団の幼児教育支援プログラムに応募し、2011年度の最優秀園に選ばれた大和郡山市立片桐西幼稚園の実践発表会があります。
現時点では、一時案内ということで、参加申し込み方法などの詳しい二次案内は後日アップされるようです。

上記リンクから(ソニー教育財団サイト)受賞論文をダウンローすることができます。

日時:2012年6月23日(土)8:30~16:10
公開保育・実践発表・シンポジウム・記念講演
記念講演・シンポジスト:青山学院大学教授 佐伯胖 先生
シンポジスト:青山学院大学教授 小林紀子 先生
コーディネーター:奈良教育大学准教授 掘越紀香 先生 


会場: 大和郡山市立片桐西幼稚園(奈良県大和郡山市小泉町1658)

参加申込方法
上記のソニー教育財団サイトから参加申込書をダウンロードしFAXで申し込みます。
二次案内・参加申込書は4月中旬に上記サイトに掲載予定とのことです。

相馬靖明(和泉短期大学)

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