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耳コピーから楽譜作り・キリタンポ鍋

現在、私たちの学校の1年生は施設実習に行っています。
1月まで3期に分かれて、1/3ずつの学生が実習に行きますので、通常の授業は引き続き行われています。
そのため、実習先への訪問指導は担当者の授業のない時間帯や日を選んで訪問させていただいています。
昨日は、午前中入試だったので午後からいくつかの児童養護施設や知的障害児施設にうかがいました。
どちらの施設も、1年生にとっては、宿泊の実習であり、また社会のリアリティに直面する場となります。
この数日で、石鎚山(西日本最高峰)の頂上付近が雪景色になったほどですから、風邪を引かないで無事乗り切って欲しいと思います。

さて、数日前、実習園の一つであるある保育所から連絡が入りました。
実習担当者は、実習先からの電話が入るとドキッとするのですが・・・・
実習生が実習中に歌った歌の楽譜が欲しいとのことでした。
その曲は、私のゼミの学生だけに教えた曲だったのですが、実は私自身が中学生の時に
秋田の十和田湖でキャンプをした際に、千葉県のガールスカウトがやってきていて、一晩、一緒にキャンプファイヤーをした時に教えてもらったものでしたので、楽譜などありません。
その上、既に30年以上も前のことで、たぶん原曲とも少々違っているはず・・・
とりあえず学内の音楽に堪能な方に、私が歌ったCDを聞いてもらい耳コピーから楽譜を起こしていただきました。
その楽譜を元に、Fainal Notepadという楽譜作成ソフトを使って入力しなおし、MIDI再生した曲を聴いて修正していきました。
Fainalは楽譜作成ソフトのスタンダードといえるものだと思いますが、機能限定のフリー版があり、それを使いました。
以下のサイトでダウンロードできます。
http://content3.e-frontier.co.jp/notepad/

その後、ゼミの学生に協力してもらい、歌の振り付けをデジカメで撮影し、ワードで編集しました。
出来上がったものを、FAXで園にお送りしたのですが、お役に立ったら幸いです。

ちなみに「おさななじみ」という歌です。(永六輔・中村八大ではありません・・・)
ガールスカウトのサイトを見ても関連する情報は見つかりませんでしたが、ガールスカウトの歌集なんかには入っているのかもしれません。
30年前に耳コピーした曲ですので、原曲と大きく違っていたらどうしましょう・・・

ところで、明日の夜、友人たちとキリタンポ鍋パーティをします。
食材を、秋田の実家から送ってもらおうと思ったのですが、愛媛の食材を使って作ってみることにしました。
こちらの新米でご飯を炊いて、半分つぶしたものを角棒にかぶせるように・・・
炭火で表面を焼き、鶏のスープでいただきます。
味付けは醤油と日本酒のみ。
必ず入れるのは、ササガキしたごぼうと舞茸などのきのこ、セリです。
愛媛はスーパーで親鳥の肉やモツが売られています。
肉質は固いのですが出汁をとるのはこれがいいのです。
スープに入れて煮て食べるのは、柔らかい地鶏を使うことにしました。
こちらでも、久万高原町という標高が700メートルくらいの町まで行くと、道沿いの販売所でキノコが売っています。
ヒラタケを手に入れましたので、舞茸の代わりに使います。
ヒラタケはさっぱりした出汁が取れます。
セリだけは、大分産のものしか手に入りませんでした。高知産のものだったら、四国の食材のみになったのですが・・・
秋田はそろそろハタハタの季節ですね。
こちらでも、島根や鳥取産のものを時々見かけますが、生の、特にブリコの入ったものは手に入れにくいです。
実家では三五八漬けにして焼いたり、キャベツや白菜と麹で漬けたりしますが、うーん、食べたい!

(松山東雲 相馬)

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改正児童福祉法、成立

2009年4月1日から施行される、児童福祉法の改正案が11月26日参院本会議で可決しました。

児童養護施設での「施設内虐待」について、虐待発見者の通告を義務化
「保育に欠ける乳幼児を家庭的保育者の居宅などで保育する」いわゆる「保育ママ」を制度として位置づけ、市区町村が国庫補助を受けやすくする
生後4カ月までの乳児がいる全家庭を行政側が訪問する「乳児家庭全戸訪問事業」(こんにちは赤ちゃん事業)の開始
養子縁組を前提としない里親制度
などなどが、今後動いていくことになります。

それに伴い、今後、例えば、保育ママの実施基準とガイドラインなどが厚生労働省で作成されていくわけです。
また、「乳児家庭全戸訪問事業」や「地域子育て支援拠点事業」「一時預かり事業」「小規模住居型児童養育事業」が第二種社会福祉事業として位置づけられるため、社会福祉法が改正されます。
社会福祉事業として位置づけられるということは、例えば子育て広場などでも、今後は自己点検・自己評価、第三者評価などが求められてくるでしょう。
施設内虐待についても、都道府県レベルで、実際の対応方法としてはどうなっていくのか、ということもあります。

それにしても、成立までに時間がかかりました。


ところで、

内閣府の「認定こども園制度の在り方に関する検討会」第二回の議事録が公開されました。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/10motto/06kodomoen/index.html

委員の秋田喜代美先生が、「保育に欠ける」ということについて

「保育に欠けるという表現は、基本はやはり家庭で親が育てる部分が重要であるということを幼稚園教育要領でも、それから、保育所・保育園の子育て支援でも日本の保育観として了解していることを示唆していまして、それは北欧の、例えばゼロから社会的に、社会が子どもを育てていくのだというような発想とはある意味で違う理念を我が国はずっと子育てにおいて持ってきているのではないかと思います。」

と、発言されています。
そしてそれを受けて、池本美香委員(日本総合研究所主任研究員)が

「私がずっと、特に北欧などを見ていて、それを紹介する中で、何か日本の中で受け入れられていないと感じた疑問が解けたような気がいたしました。
といいますのは、家庭でやることをベースに制度が組み立てられてきたということで、それが幼稚園との関係ですごく明らかになったと思いました。」

と発言されています。

また、渡辺英則さんが、ゆうゆうのもりの実践の中で感じたこととして

「子育てが大変だとか、私はこんなに一生懸命やっているのに何でそんなにあなたはいい子ではないのといっている、いっぱいいっぱいのお母さんたち」
が一方にいる、そして
「働いているお母さんたちの、一生懸命働いている中で、子どものことをどうしても厳しく見てしまったり」
というお母さんたちもいる。

「そういうお母さんたちが、いっぱいいっぱいのお母さんたちに対して、私たちはどうできるかとか、幼稚園だけでしかわからなかった、例えば9時から2時ぐらいまでの時間でしかわからなかった」人たちが、「もう少し違う世界が見え」始めた時、

「では、本当にそういう人たちがみんな一緒になったときにどういう保育すればいいのかというのを考えるという、そういうスタートラインに立ったような」
感じを持った。

と話されていました。

私自身、この議事録を読んで、少し目が開けた思いがします。
秋田喜代美先生の言う「日本の発想で欠けている、コミュニティーにおける地域の子育て支援機能」の今後は、そのスタートラインに立てるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

(松山東雲 相馬)


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保育のひだまり

先日ご紹介した、保育研究講座で使用された映像についてです。

新宿スタジオという会社より販売されているそうです。

http://www.shinjuku-studio.com/vt/v-tone/vtone077.html
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「保育のひだまり 子どもに寄り添い育み育まれる保育」
全3巻 各巻50分 DVD・VHS 各巻26,250円(税込)

幼稚園には、障害のある子どもやかかわりの難しい子どもなど、特別な支援を必要とする子どもがいます。
園生活を通して、その一人ひとりの子どもの育ちが促されていくよう、保育者はその子にふさわしい園生活のあり方を子どもと共に探求してくことが必要です。
そのためには、幼児一人ひとりを理解し、その特性に応じた適切な指導をしていかなければなりません。
この作品では、4歳児のりおちゃんの卒園までの園生活の記録を通して、一人ひとり子どもに寄り添い育む保育のあり方を考えていきます。
(作品紹介より)
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保育の日だまり・・・いいネーミングですね!
香蘭幼稚園のあの小さな園舎や庭の雰囲気にぴったりです。

香蘭幼稚園の若月先生から、冬季セミナー(2009年1月10・11日)の会場である玉川大学より、正式に会場使用の承認が得られたとの連絡をいただきました。
よって、トップページで
「冬季セミナー会場:玉川大学(予定)」
となっていましたが、予定の文字を削除しました。

(松山東雲 相馬)

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柴崎正行先生講演会のお知らせ

愛媛地区実践研究会でもある、松山東雲短大・女子大で開催している「保育実践講座」での、ゲスト講演の日程が決まりました。
保育所の「自己評価ガイドライン」の検討委員でもある、大妻女子大学の柴崎正行先生に松山まで来ていただけることになりました。

保育実践講座は連続講座の形ではありますが、皆さんご都合のよい回に参加していただいていますので、柴崎先生の話を聞きたいという方は、当日のみの参加も可能です。
多くの方のご参加をお持ちしています。

●講師
柴崎正行先生(大妻女子大学)
●日時
2009年2月10日(火)午後7:00~
●会場
松山東雲学園桑原キャンパス
※通常の実践講座はD-3-1教室で行っています。ただし、当日の参加人数によっては他の教室を使用するかもしれません。(桑原キャンパス内であることは変わりません)
●参加費
500円

※柴崎先生の講演会のみ参加されたい方は、氏名・所属・連絡先などを、以下のFAX番号あてご連絡いただければありがたいです。
〒790-8531
松山市桑原3-2-1 
松山東雲女子大学 心理子ども学科 高杉展 宛
FAX 089-932-5447

※自家用車の場合は、キャンパス内の駐車場をご利用ください。

※キャンパスへのアクセス方法は、以下をご覧ください。
http://www.shinonome.ac.jp/shinonome/access.php

ちなみに、本日午後6時30分より、第二回保育実践講座が開催されます。
今回のテーマは「保育所保育指針・幼稚園教育要領の改定・改訂の背景とポイント」です。

●今後の予定(18:30~20:30)
12/11(木)「保育内容①健康と安全(食育なども)」
1/15(木)「保育内容②規範意識と協同性」
1/29(木)「子育て支援(在園児の保護者支援と預かり保育」
2/10(火)「柴崎正行先生講演会」(19:00~)
2/26(木)「保・幼・小の連携、保育実践の向上をめざして」


(松山東雲 相馬)

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「子ども交付金」についての参議院での審議

参院文教科学委員会会議録(11月13日分)を読みますと、民主党の議員から、21年度概算要求の中の「認定こども園施設整備等補助金」「認定こども園事業費補助金」について質問が出され、政府側が答弁しています。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0106/main.html

「子ども交付金」というものがどういうものなのかがよくわかると思いますので、抜粋して紹介したいと思います。

●議員の質問
「こども交付金をつくりました、保育所型が幼稚園の認可の取得を目指して頑張っていますというときは、いわゆる厚労省からの補助金とこのこども交付金からと二つ受けるわけです。二つのお財布は変わらないわけです。これは逆に、幼稚園型こども園が保育所認可を取ろうと思っているときにも、文科省からの補助金とこども交付金からお金をもらうと。二つのお財布ということは変わらないわけです。
 だから、私、先ほど大臣に伺ったように、このこども交付金をつくることで機能部分にお金が出せるというのはいいことでしょうけれども、二つのお財布ということに変わりはないわけですから、この点についてはしっかりとどのように取り組んでいかれるのかというのはちょっとお伺いしておきたいと思いますが、いかがでしょうか。」
●文部科学大臣の答弁
「今回新設する認定こども園の施設整備費及び事業費補助については、幼稚園、保育所の枠組みを超えた補助金制度として新たに一本化するという方向で、今補助金の申請、支給窓口もそのように考えているところでございますが、一方で、認定こども園を構成する幼稚園や保育園への運営費あるいは従来の私学助成や保育所運営費負担金による支援は今までどおり行うことなものですから、新しい補助金については一本化することになっております。」
●議員の質問 
「ですから、結局その二つは二つのままで変わっていないということなわけですね。二つの窓口に申請しなきゃいけないことも変わらないし、だから……(発言する者あり)でも、幼稚園の認可を受けているところは文科省からももらうわけでしょう。」
●文部科学大臣の答弁
「今までの運営費とか私学助成。だから、新しい補助金については一本化という。」
●議員の質問
「今伺っている施設整備等補助金の経費単価ですけれども、幼保連携型が大体一件当たり四千万円、幼稚園型が一件当たり一千万円、保育所型が一件当たり三千万円で、人件費については非常勤の職員さんを週に三回雇える程度は見込んでいるというような話を伺っているけれども、これは間違いないですね。」
●政府側の答弁
「認定こども園施設整備費補助金の二十一年度概算要求の予算積算上の単価につきましては、今御指摘のあったとおりでございます。」
●議員の質問
「幼保連携型になっても二つのお財布から補助金が出てくるのは変わりませんねと。こども交付金をつくりました、機能の部分にお金が出せるようになりました。でも、認可をもらっている部分と機能をいただいている部分と、やっぱり補助金の出口は二つなわけです。二つであるということは書類も二つなわけです。だから、やっぱり一つのお財布できちっと現場のニーズにこたえられるように。
(中略)
ちょっと今日は時間もありませんので、本当はこども基金についても伺いたかったんです。この基金の内容は、私が伺っているところによると、こども交付金について使えるのと全く同じ使い方だというふうに伺っておりますけれども、それでよろしいんですよね、文科省の方。よろしいんですよね。一言だけお願いします。
●政府側答弁
「先般取りまとめられました生活対策における安心こども基金、仮称でございますが、この設置による子育て支援サービスの緊急整備には認定こども園の拡充が含まれてございます。」
●議員質問
「この認定こども園の拡充というのは、いわゆる機能部分にも支給ができると、施設整備に関してというふうに伺っていますし、人件費にも使えるんだということでよろしいんですね。」
●政府側答弁
「御指摘のとおりでございます。」

・・・「子ども交付金」の話が出てきたときに私が抱いたイメージとはかなり違うな、と感じました。
二元行政による補助金などの事務手続きの煩雑さを解消することで認定こども園の普及促進を図る、とのことだったので、てっきり、これまでの運営費補助金なども一元化されるのかと思っていました。
質問した議員は、将来的な一元行政を目指して「少なくとも認定こども園に関しては」「取りあえずいったん内閣府に移管をして」やっていったほうがよいのではないかと述べていましたが・・・三元化?になってしまったりして・・・。

(松山東雲 相馬)

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「気になる子どものいる保育」報告

先週、青山学院で開催されました「第4回子どもと保育研究講座-気になる子どものいる保育」に参加された皆さんから、いくつか感想をいただきましたのでご紹介します。

「ビデオカンファレンス:気になる子どものいる保育」
○コーディネーター:若月芳浩(香蘭幼稚園・玉川大学)

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土曜日は、本当にありがとうございました。
若月先生のおはなしはもちろん、ビデオの内容と、マイクをみなさんにまわしてくださったS先生のお陰でとてもあたたかい雰囲気の研究会だったと感じています。

ビデオをに映っていた内容はもちろんなのですが、若月先生からの補足説明や行事のあとでお疲れですのに来てくださったRちゃんの年長のときのN先生のコメントのお陰でさらに、Rちゃんの育ちが鮮やかに見えてきたように思います。

Rちゃんの担任の先生方が悩みながらRちゃんとの関係を探っていくプロセスを
「格闘しつつ、かかわりつつ、理解する」
と表現していらっしゃいましたが、まさにそのプロセスを感じることができるビデオでした。

また、そのプロセスは、障碍をもっているRちゃんだから特別なものなのではなく、それがともに楽しむ保育の営みそのものだということも、先生方の様子やまわりの子どもたちの様子を見ながら納得できました。

こうしたビデオを見ながら、ときどきディスカッションの時間があったために、参加していたひとたち自身が保育で抱えている課題を具体的に語り、考える機会にもなったように思います。

私がお話を伺った、週2日障碍を持つ子の補助で入っていらっしゃる先生も、自分の「保育」への関わりを考えることができた、とおっしゃっておられました。
具体的に子どもたちとどう関わるかは難しい課題もたくさんあります。
でも、ともに楽しんでみようと、保育をポジティブに考えられる機会だったように思います。

理論的に興味深いところは、K先生がまとめてくださったので、会場の雰囲気が伝わればと思って書いてみました。
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I先生、感想をお寄せいただきありがとうございました。
当日の会場の様子が伝わってきますね。
S先生、マイク係ありがとうございました。
K先生の理論的なまとめというのは・・・以下です。
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研究講座は、香蘭幼稚園のVTR(新宿スタジオ)視聴と議論という展開だったようです。
私は他の会と重なっており、準備と片付けの前後しか参加できず、残念でした。
最後の若月先生のまとめの所で、以下の点が大変興味深かったです。

○保育者の子どもの見方の違いと評価
 ・個体能力的発達観⇒関係論的発達観
 ・「気になる子」を、自分の保育の枠組みに入れようとすることから、枠組みの見直しをすることへ
  (図示しての説明は分かりやすかったです)

○かかわりの難しい子どもの保育
 ・子どものニーズに応える
 ・関係つくりを意識する
 ・参加させるための保育から、共に楽しむ保育へ
 ・常に相手の気持ちを考えた言葉かけを意識する
     ↓
 パターン化した保育ではない!
 特別な保育ではない!

*参加した学生と授業で議論できることを楽しみにしています!
*ほんの少ししか参加していない私からの感想です。
 他の先生方、あとは、どうぞよろしくお願いいたします!

****************************************************************
保育の場では、「特別支援」ではなくなるんですね。
なお、新宿スタジオが製作したDVD「気になる子のいる保育」は前作の港北幼稚園が舞台のものの続編といえるものだと思いますが、まだ販売されてはいないようです。


(松山東雲 相馬)

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愛媛地区「保育実践講座」第1回目

昨夜、松山東雲短大で今年第1回目の「保育実践講座」を行いました。

今年度は、保育指針・教育要領が新しくなりましたが、そのことを日常の実践に引きつけて一緒に考えていきたいと思っています。
そこで、昨夜のテーマは「日常を振り返る」でした。

今回は、ワークショップ形式で行いました。

コミュニケーションに関する心理学などでよく取り上げられる「ジョハリの窓」や、組織の評価などで用いられる「重要度-実現度分析」を紹介し、2軸の座標を持ったマトリクス(2×2)に、日常の自分たちの仕事を分類してみるというものです。

当日の配布資料をご覧いただくとわかりやすいと思います。
「配布資料PDF」をダウンロード

「ジョハリの窓」については、日経文庫の「ファシリテーション入門」(堀公俊、2004)を参考にしました。
「重要度-実現度」分析については、筑摩新書の「学校評価-情報共有のデザインとツール」(金子郁容、2005)を参考にしました。

実際のワークショップでは、横軸に重要度(大事だと思っている/いない)を置き、縦軸に資源投入量(人・モノ・カネ・時間・情報の投入量大/小)を置いた、2×2のマトリクスに分類してみました。

これは、文部科学省が2004年に作成した「学校組織マネジメント研修テキスト」(以下のPDFファイル)の86ページに紹介されている「学校における各種活動の見直し-各種活動整理マップ」を参考にしました。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/025/houkoku/04051201.pdf

参加者それぞれが、自分の身近な仕事内容について、どの窓に分類されるのかを考えるのですが、ここでのポイントは、「資源投入量」を「自分の思いを向けられているか/いないか」とすることだと思います。
仕事としてやってはいるけれど、なかなか自分の思いがそこに向けられていないことってありますよね。
今回のワークは、そのことを自分に対してオープンにしてみるという作業だと思います。

これを個人でする場合は問題ないのですが、園内での研修や、今回のように様々な保育所や幼稚園の方たちが参加する研修でする場合は、このあたりが難しいと思います。
そこでポイントとなるのが「ジョハリの窓」です。

「自己開示とフィードバックの好循環」が起きることが大事だと「ジョハリの窓」は言うのですが、「他人に見せたくない自分」が大事にされないと本当の自己開示は生じないのではないかと思います。
今回のワークショップでは、匿名で記入していただいたものを集計し進行者の判断で、そのコトガラが2×2のどの領域に分類されていたのかを紹介していきました。

面白かったのは、「重要度大」で「資源投入量小」の領域(つまり、大事なことだとは思っているけど、自分の思いがなかなか向けられていない)に、会議系のコトガラが多かったことです。
この領域は、文部科学省の研修テキストによると、「学校のミッション(使命・存在意義)を実現するためには、この領域での業務成果が重要」で、他の領域での「業務の見直し・改善の結果として生み出される余剰資源は、この領域に集中投入」することが必要だとしています。


最後は、吉村真理子先生に全体のラップアップをしていただきました。
「この中で私が一番、新しい保育指針を読んでいると思う」とおっしゃるのですが、それは、かつてご自身が書かれた保育者養成用のテキストの中に、「保育指針では」「保育指針によると」といった記述をした部分について、改定されたものに合わせて書き直しをする必要があり、新保育指針を隅々まで読まれたのだそうです。
そして「かつて保育指針がそれまでのものと画期的に変わったことがありました」「それはもう40年も前よね」とおっしゃられたとき、私と高杉展さんは平成元年のことだろうと思ったので「20年前じゃない?」と言っていたのですが、吉村先生は昭和40年に初めて保育所保育指針が作成されたことを言っていたのでした。
もちろん二人ともその時には生まれていましたが、歴史の重みが違いすぎる・・・と思いました。

吉村先生からは、今回のワークショップを振り返られて、自分がもっている「基準」を意識することが大事だとおっしゃっていただきました。そして、保育者のもつ基準には「変わり難さ」があるのではないかと。

「変わり難さ」の背景には何があるのでしょうか?
変えないのか、変えられないのか?


(松山東雲 相馬)


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保育所・幼稚園・小学校の連携事例集

先月、文部科学省で「保育所・幼稚園・小学校の連携の推進に関する調査研究協力者会議」が開催されました。
保・幼・小の連携事例集をこれから作成していくようです。
現在、第一回の会議の配布資料は、準備中となっています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/057/shiryo/08111109.htm

これからは「保・幼・小連携」という言葉が一般的になっていくのだろうと思います。
言葉の順序のことなのですが、発達や生活の連続性という視点から、より低年齢の子どものいる施設である保育所をスタートに幼稚園そして小学校という連続性を表しているということです。

事例集の案も出ているようですが、どのような内容になるのか注目したいと思います。

私の大学の附属幼稚園が開園40周年ということもあり、公開保育と研究会を開催することになりました。
次週、22日の土曜日なのですが、地域の小学校から現在1年生を担任されている先生たちにも参加していただき「小学校1年生の生活」から、また附属幼稚園の「満3歳から5歳までの生活」から、という視点で互いに学びあいたいと考えています。
地域の保育所や幼稚園には案内を送っていますが、ご興味のある方は、下記の附属幼稚園のHPの連絡先へお問い合わせください。

http://www.shinonome.ac.jp/kindergarten/index.php


(松山東雲 相馬)

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「認定こども園制度の在り方に関する検討会」「今後の幼児教育の振興方策に関する研究会」

先週から今週にかけて、表題の検討会が開催されたそうです。

「認定こども園制度の在り方に関する検討会」
これは内閣府が所管で、少子化対策特命担当大臣・文部科学大臣・厚生労働大臣の元で制度検討が行われています。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/10motto/06kodomoen/index.html

11月7日に第二回の検討会がありましたが、現時点では当日の配布資料のみ公開されています。

この検討会では、研究所の仲間であるゆうゆうのもり幼保園の渡辺英則さんが委員になっていますが、高知県は早くから幼稚園と保育所の行政窓口を一本化しているためか、この検討会でも高知県教育長が委員となっているようです。


「今後の幼児教育の振興方策に関する研究会」
こちらは、研究所の代表、森上史朗先生が委員ですが、11月11日(今日ですね!)に開催されています。
文部科学省は、他の省庁と比較して審議会情報の公開が遅いので、今日の分の公開は多分2ヶ月ぐらい後になるのではないかと・・・。

さて、1月の「子どもと保育冬季セミナー」では、より日常の「私たちの保育」にひきつけた話題として皆さんと共に考えていきたいのですが、もちろん、ここで紹介したような様々な「制度設計」の検討がどのように進んでいるのかという情報もお伝えする機会があると思います。

渡辺英則さんが検討会に出された資料を読むと、様々な人々「幼稚園保育者」「保育園保育者」「幼稚園保護者」「保育園保護者」「幼稚園児」「保育園児」・・・・の互いの理解のための苦労が大抵ではない、ということが伝わってきます。

(松山東雲 相馬)

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「気になる子どものいる保育」

第4回子どもと保育実践講座を開催します。
●「ビデオカンファレンス:気になる子どものいる保育」
○コーディネーター:若月芳浩(香蘭幼稚園・玉川大学)
今回は、横浜市の香蘭幼稚園でのVTR映像を用い、クラス担任をされている若手の先生にも参加していただいて、ビデオカンファレンスの形で進めていきます。
保育者にとって気になる子ども、かかわりの難しい子ども・・・子どもの成長とともに保育者の成長についても考えてみたいですね。

○日時:11 /22(土) 15:00 ~ 17:30 
○会費:子どもと保育実践研究会会員500円 学生500円 一般1000円 
※事前申込みは必要ありません。会場にて会費をお支払ください。
○会場:青山学院大学 青山キャンパス
※会場となる部屋については当日キャンパス内に掲示します。正門よりお入りください。

ところで、厚生労働省の社会保障審議会児童部会が10月14日に開催されています。
数ヶ月ぶりの開催でしたが、今回の主な審議内容は「障害児支援の在り方について」でした。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/s1014-5.html
当日の議事録も公開されています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/txt/s1014-1.txt

ポイントは以下のようです。
●母子保健関係・・・健診後のフォロー体制の構築等
●保育 ・ 放課後対策 ・ 地域子育て支援
・・・障害児受入れ促進、専門機関との連携強化
●相談支援・・・身近な敷居の低い場所での相談支援
●児童養護・・・児童養護施設における障害児への対応


今回の児童部会開催は「障害児支援の見直しに関する検討会」からの報告書を受けてということです。
「報告書」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1014-5j.pdf
そこでも、学校の位置づけが検討されています。
一方の文部科学省の「特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議」でも、幼稚園と学校との接続体制などが検討されているようです。

(松山東雲 相馬)


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財政制度等審議会での有識者ヒアリング

先日、会員の皆様に発送した「子どもと保育実践研究会ニューズレターVOL..34」で、森上史朗子どもと保育総合研究所代表が書いた「最近における幼児期の保育・教育の動向」の中に、次のようにありました。

「保育所をめぐる論議は、規制改革会議、地方分権改革推進委員会、社会保障審議会少子化対策特別部会等で並行して行われていますが、それぞれの方向が必ずしも一致しているとは言えないものもあります。」

さて、それぞれではどのような論議がされているのかを知るための情報を紹介します。

●規制改革会議
内閣府
第3次答申に向けた規制改革会議の重点分野と課題(2008.10.24)
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/minutes/meeting/2008/4/item08_04_02.pdf

「保育分野」としてあげているのは次のようなことです。
○直接契約・直接補助方式の導入
○保育所の入所基準(・「保育に欠ける」要件)に係る見直し
○地域の実情に応じた施設の設置の促進
・保育所の最低基準の見直し
・東京都の認証保育所等を国の制度として位置づける
○「認定こども園」制度の見直し
・補助金の一本化
○ 競争条件のイコールフッティングによる株式会社等の参入促進
・施設整備費補助、会計基準、運営費の使途範囲の制約の見直し


●地方分権改革推進委員会
内閣府
第1次勧告「~ 生活者の視点に立つ「地方政府」の確立 ~」(2008.5.28)
http://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/kaisai/kaisai-index.html

以前のエントリーで取り上げたのですが、再掲します。
子ども・教育関連では次のようになっています。
○認定こども園制度の抜本的な運用改善方策(平成20 年度中に実施に着手)。あわせて、同制度の一本化に向けた制度改革(平成20 年度中に結論)
○保育所の「保育に欠ける」入所要件の見直し、直接契約方式の採用等について総合的な検討に着手(平成20年中に結論)
○放課後児童対策事業をさらなる一本化の方向で改善(平成21年度から実施)
○市町村立幼稚園の設置・廃止等に係る都道府県の認可を廃止し、届出制化

●社会保障審議会少子化対策特別部会
厚生労働省
これについては、先日紹介したばかりですので省略します。


また、他の省庁の審議会でも同じようなことが扱われています。

●財政制度等審議会財政制度分科会財政構造改革部会
財務省

有識者からのヒアリング(2008.10.3)
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/siryou/zaiseib201003.htm

「有識者」として、浅川澄一(日本経済新聞社編集委員)氏が意見を述べたようです。
その時の配布資料を読むことができます。

「保育園行政が少子化を促進」
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/siryou/zaiseib201003/01.pdf

配布資料なので、そのままでは読みにくいのですが・・・要は

・東京の「認証保育所」をモデルとし「企業参入を促進」する
・「認定こども園」制度の「真の目的は、幼稚園の保育園への移行、公立幼稚園の廃止」
・「小規模多機能型居宅介護」(宅老所方式の時間自由の利用形態)が今後のモデルとなる。

ということだと思います。
浅川氏は、
規制緩和が行われても企業参入が進まない理由として、例えば「大阪、名古屋、千葉の各市は社会福祉法人しか認可保育園を認めない」からで、保育行政が「少子化を促進している」と批判しています。
行政が企業参入を事実上認めない理由が「企業は撤退の自由あるので不向き」「営利目的の企業は馴染まない」であることも批判しているようです。

ところが、実際に「企業の撤退」という事態が生じたのが昨日のニュースでした。

「エムケイグループ保育所閉鎖:通知突然、憤る保護者 社長と連絡取れず」毎日.jp
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20081101ddm041020155000c.html

閉鎖された保育所の中に、東京都が9月に認証したばかりの認証保育所があったため、石原都知事が記者会見で答えています。
記者会見の動画は以下を(10/31、8分23秒頃から)
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako20.htm
都知事は、認証の際の詳細を調べさせると言っています。

東京都は、「東京都認証保育所事業実施要綱」の中で「設置者の要件」として
「認証保育所を経営するために必要な別に定める経済的基盤があること」
としています。
別に定めているのは「東京都認証保育所事業実施細目」です。
それによると、A型(エムケイグループの保育所はA型)については
①保育所の経営を行うために直接必要な全ての物件について所有権を持っていること。ただし、不動産の貸与を受けて設置する場合には、次のいずれも満たす場合には所有権を持っていると見なして差し支えない。
(ア)賃借料の財源について、既存事業からの継続的財源確保等、安定的に賃借料を支払いうる財源が確保されていること。
(イ)アの財源とは別途、当面の支払に充てるための1年間の賃借料に相当する額を安全性がありかつ換金性の高い預貯金等(普通預金、定期預金、国債等)により保有していること。
②認証保育所の年間事業費の12分の1以上に相当する資金を、普通預金、当座預金等により有していること。

自前の物件を持っているか、持っていなくても1年分の家賃を払うだけの貯金があるかということと、1か月分の運営資金(人件費・事務費・事業費)を貯金として持っているか、ということです。
このあたりは、社会福祉法人以外の認可保育所設置や公立保育所の民間運営委託の際の要件とそう変わりはないと思うのですが、認証後2ヶ月で倒産ということは・・・?
新たに開設した保育所の運営資金がグループの運転資金に回されていた?
先日の、海外留学のあっせん会社の倒産のパターンと一緒なのかなとも考えられます。

東京都の調査結果を待ちたいと思います。

(松山東雲 相馬)


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