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新年度開始!

新しい年度がはじまりました。
先日行われた研究所の所員会議では、2009年度夏大会の事業案が検討されました。
現場からの事例提案とともに、いくつかのテーマでの分科会が企画されています。
詳しくは次号のニューズレターでご紹介できるかと思います。

さて、新しい保育指針・教育要領の実施、改正児童福祉法施行などに伴い、「保育所の自己評価ガイドライン」「家庭的保育のあり方検討会報告書」などが出ています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku.html

「保育所の自己評価ガイドライン」では、1年間の自己評価の流れのイメージが示されています。
(図をクリックすると拡大表示されます)

Jikohyouka01


また、振り返りのための方法が例として示されています。
①保育士個々の実践の振り返りを重視
②日誌やビデオ等をもとに多様な視点で
③既存の評価項目を活用
あくまでも例で、さまざまに組み合わせて振り返りをしていくことが大切だとしています。

つまり、個別の現場に合わせたカスタマイズが必要だということです。
地方にいますと保育士が4~5人程度でまわしている園もあれば、いくつかの園が合併されて大規模な建物になり、その中で働いている人は数十名にのぼるのですが、パートさんを含めて非常勤の職員がほとんどだったりします。
イメージ図では、4月から始まって3月までの「年度」で示されていますが、非常勤の方を継続して雇用するためには、例えば数年勤めた後1~2カ月、間をあける必要があったりします。
そうすると毎月のように非常勤の方が入れ替わっているというのが「実感」だと思います。
幼稚園や学校の世界では、4月にスタートして3月に一区切りという感覚が強いのですが、保育所の世界ではそうでもないように思います。

「年度」の区切りで示されるイメージは、「行政」側からの感覚なのかもしれないですね。
そうすると、自分たちの園の「実感」からイメージされるものはどんな形になるのでしょう?
そして、個別の現場に合わせた「カスタマイズ」・・・誰がカスタマイズしてくれるのでしょう?

さて、数日前、東京都品川区の「幼・保と小学校との一貫教育」のニュースが話題となりました。
「集団生活のルール」「初歩的な読み書き・計算」を教えるというものだそうです。
保・幼・小の交流の中で、ドッジボール・リレー・合奏などを通じて集団生活のルールなどを教えたり、小学校の教員が出張したり、独自の認定制度を設けて研修を受けた幼稚園教諭・保育士が、ひらがなの読み書き・一ケタの足し算、引き算などを教えることも想定されているそうです。
朝日新聞のサイトによると
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200903250426.html
若月秀夫・区教育長は「学習面まで含めて地域一体で垣根をなくし、幼児期に義務教育の基礎を培いたい」
と言っているそうです。
「義務教育の基礎」・・・やっぱりそうきたか、という感じですね。
もちろん、年長児の秋から冬にかけて、ドッジボールやリレーなどの遊びや合奏などの経験の質が、子どもたちの育ちに大きく影響することは否めません。
もしも、「やらせ」のリレーや合奏や劇に対して、何らかの歯止めになってくれるなら歓迎してもいいのかな?と思います・・・
しかし、幼稚園教諭と保育士には独自の認定制度が必要で、小学校教師はそのままできる、という発想はどうでしょう。
多分、多くの小学校教師は、これまでよりも年齢の低い子どもの指導をしなければならなくなったらどうしていいのか困ってしまうのではないでしょうか。

(松山東雲 相馬)

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