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実習ノート・・・先輩実習生からのアドバイス

松山東雲短大保育科では10月に、1年生の保育所実習があります。
1年生にとって初めての学外実習です。

今年度は、保育科教員全員がそれぞれ1年生も2年生もゼミを担当しています。
「じゃあ、同じ先生の1年生と2年生同士で、昨年の実習を思い出して話を聞くという企画ができるね」
ということになり、10月に入ってすぐに実施の運びとなりました。
1・2年生合同ゼミで、大教室で机椅子の移動可能な部屋です。
各ゼミごとに集まり、先輩後輩で話し合う感じです。
これまで、1年生と2年生が時間と場所を共有するということが極端に少なかったので、どうなることかという感じはあります。
カリキュラム編成がどうしても窮屈なので、確かに難しいのですが。

さて、当日配布する資料を作りました。
その一部を紹介します。

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「言葉が抽象的」「何を大切にして子どもとかかわったのかが書いてない」「自分の視点をもって書いてみて」といった指摘を受けました。
どうしたらよいのでしょう?
先輩実習生の振り返りを紹介します。先輩たちが実際にどんなことに心掛け工夫していたのかがわかると、そのヒントになると思います。
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実習ノートの「書き方」「内容」でほめられたことはありましたか?自分なりに工夫したことは?
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①実習の初めは、1日の流れを書くことで追われてしまいます。
数日すると、一日の流れはだいたい同じなので、子どもとのやり取りや様子を書く余裕が出てきました。
そうすると、「子どもの様子がよく見えてきた」とほめられました。

②1日ごとに実習目標を書いているのがよいといわれました。
目標にそって行動するように心掛けました。
「本日の実習を振り返って」の欄には、その日に気づいたことや感じたことを2~3選び、それぞれ「~について」とタイトルをつけて書きました。
「子どもの姿からこんなことを発見したんだな」と分かりやすい、と言っていただけました。

③先生たちの仕事の流れ・子ども達の生活の流れは「読みやすく書く」ように心掛けました。
片付けや食事など、生活の流れの節目を大きな字で書き、あまり詰めずに間をあけて書くことも心掛けました。
時間のまとまりで横線の区切り線を入れてみたら読みやすくなったと言われました。

④特にその日させてもらったこと(授乳、オムツ交換など)については、体験してみての感想を忘れずに書きました。
その際に、先生にアドバイスしていただいたことに対して、自分の行動は実際はどうだったかを考えながら書きました。

⑤担当の先生は、「質問したこと」とそれについて受けた「アドバイス」が書かれていると、「熱心に取り組んでいることがわかる(そう見える)」とおっしゃっていました。

⑥先生から「こういうことを、こんなふうに書いてみたら?」と教えていただいたので、言われたことを丁寧に書いてみました。
すると、「言われたことをすぐに素直に聞き入れて行うことができるということは、仕事をしていく上でとても大事なことで、すばらしいことだ」とほめていただきました。

⑦「(乳児は落ち着いた雰囲気、幼児は活発な感じ、など)年齢によって保育室の雰囲気が違う」「絵本の読み聞かせの時に先生がしていた工夫」など気づいたことを書きました。
すると先生から「よく気が付いたね。なぜ、そうしているかを考えてみることがより大事よ」と教えていただきました。

⑧実習の最中には、メモをするひまがほとんどありませんでした。
でも、一言だけでも書いたメモがあると、それを元に、出来事と出来事の間に起こったことを思い出せました。
メモを元に時間順に整理していくと一日の流れがよくわかりました。
メモに時間を書いてなくて、あとで前後関係がわからなくなってしまったことがあったので、時間を忘れずに書きました。

⑨すべての年齢のクラスで実習をしました。(1クラスあたり2日)
その年齢の特徴をとらえるために「保育室の様子」や「食事の配膳の様子」をイラストで書きました。
子どもの様子も、一言で終わらせないように、もう一言ないか考えました。
各クラスの2日目は、昨日との違いがみつかると、もう一言が出てきました。
(昨日はこうだったが・・・。昨日は気づかなかったが・・・など)

⑩簡潔に書くことと詳しく書くことの違いがよくわかりませんでした。
でも、私は、文章が長くなるくせがあるので、早めに「。」を入れて区切るようにしました。
子ども同士の会話は、言葉をそのまま具体的に書いたら、先生が読んだときに、その場の様子が伝わってきた、とほめられました。
一つ一つは短い文章のほうが(簡潔)、様子が伝わりやすい(詳しい)のかな、と思いました。

⑪ノートの書き方で「積極的な実習生」かそうでないかがわかる、とほめていただきました(笑)。
気をつけたのは、「内容」と「気づき」をセットで書いたこと。
なるべく「~した。」だけで終わらないようにした。
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今の2年生が、昨年秋と冬に行った保育実習Ⅰの後に、実習を振り返って書かせたものから抜粋したものです。
実は、この資料は、1年生の実習先へも既に送付してあります。
生の文章だと、読み解くのが難しい場合もあるので・・・いくつかを合わせたり、読みやすく文章を変えたりしています。
その分、ライブ感が抜けているので、それは今度の合同ゼミで、ということです。

なぜほめられた話ばかりなのか、「失敗談」こそ貴重なのではないか・・・
という見方もあります。
でも、まだ現場に行っていない1年生にとっては、失敗談を聞くと萎縮してしまう可能性のほうが大きいようです。
なので、「成功体験」のイメージを伝えてもらおうと思います。

また、「失敗談」はともすると、現場で担当していただいた保育士の方への非難めいたニュアンスが出てしまうこともままあります。(なので文章化しにくい・・・大きな声では言いにくいのですが、学生にとっては、そうやってガス抜きをして、ようやく自分のことが振り返ることができる、というのも事実です。)
そんな雰囲気にはしたくないということもあります。

2年生には、昨年自分が書いたものを配布します。
2年生は1年生より1週間はやく、短大最後の実習「幼稚園実習」が始まりますから、それに向けて自分の成長も感じ取ってもらいたいというねらいもあります。


(松山東雲 相馬)

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