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分科会A報告(その2)

今回、話題提供をしていただいた南先生を紹介してくださったのが、前の都図研会長、辻政博先生です。
辻先生は現在、聖徳大学などで図工や保育の造形表現の授業を担当されています。
辻先生のブログで、Facebookでのやり取りをご紹介いただきましたので、こちらにも転載させていただきます。

「内容教科」と「表現教科」と述べられていますが、分科会で南先生は、「内容教科」と「資質教科」という言葉で、他の教科と比較しての図工の特性を述べられていました。
南先生は、幼児期の育ちが、資質教科である図工にもその他の内容教科にとっても、その基盤となっているんだということを改めてわかったと述べられていました。
そのつながりでの、以下のやりとりとなります。


以下、http://hitsujicafe.at.webry.info/201208/article_62.html
より転載
*************************
保育と図工


◯夏真っ盛り。いろいろな研究会が各地で開催されているようです。

保育の研究会なども、面白いものが開催されていますね。都図研で活躍されている南先生も発表者として参加されたようです。

幼児の育ちを基点に、その後の造形教育のあり方を考えて行くのは、たいへん重要なことであると思います。

「子どもと保育実践研究会・子どもと保育総合研究所BLOG」をご紹介します。

http://kodomotohoiku.cocolog-nifty.com/blog/

ちなみに、FBでの、相馬先生とのやり取りも紹介致します。FBでのコメントですから、突っ込んだ話はできませんが、結構重要なポイントが出ていると思うので、引用させていただきます。


幼稚園と小学校の図工を通しての接続を探る様子もみられます。各学校種の先生方は、幼児を基点に、その後の流れを考えるのがよいかと思います。よく小中連携などでは、上からの視点で、ものごとを見てしまうことがあるようですが、逆ですね。

相馬 靖明
学習指導要領では、図画工作科の[共通事項]として記されていることなどを読むと、図工の成り立ちは保育に近いことがわかります。イメージを基にする活動では、「自分」がスタート地点になります。幼稚園教育要領では「幼児の自発的活動としての遊び」と記されているように、遊びや生活の様々な場面で、幼児一人一人がものごとの出発点になることを身体を通して経験することが大切にされています。このことは、図工には直接つながっているので接続が見えやすいのですが、その他の「内容教科」(学年ごとに内容が系統的に示され、教える→憶えるが重要視される教科)にとってもそのベースとなっているのだということが見えにくいのだろうと思います。

Masahiro Tsuji
ご指摘の通り、「内容教科」は「教える→覚える」ルートが重視されるため、子どもの育ちの過程が、見えにくくなっていると思います。「表現教科」である図工・美術でも、最近、ちまたを席巻しつつある「~方式」は、教師の思い描いた「型」「モデル」に、子どもをはめ込もうとするもので、「ものごとの出発点になることを身体を通して経験する」ということが重視されていない状況も多くあるようです。いわゆる「プログラム学習」のようなものが重視され、子どもが「発見」していく過程が重視されていないようです。そのような意味でも、幼児の育ちの過程は、たいへん大切ではないかと思います。がんばってください。

Masahiro Tsuji
少し、「用語」の注釈をしてみると、現在の図工の学習指導要領解説では、「発達段階」という言葉は、使われておらず、「発達の段階」という使い方がされています。「の」が入るのです。これは、従来の「発達段階」が、指導内容の指標となって、学年別に「できうること」(内容)を分節、設定し、その目標の鋳型に、子どもはめる傾向として使われいたことに対する反省から使われているようです。また「習得」も、基礎的な知識、技能にかかわる言葉ですが、図工においては、表現や鑑賞などのひとまとまりの学習活動と学習内容がわかちがたく結びついていているように構成されています。ですから、内容に関する文言も「◯◯活動を通して、次の事項を指導する」となっており、「事項」では、資質や能力が述べられる形になっています。よって、相馬先生が述べられた・・・その他の「内容教科」(学年ごとに内容が系統的に示され、教える→憶えるが重要視される教科)・・・とは、また異なる記述がされており、図工の教科の特性がそこにある、と考えられます。これらの活動は、「題材」という具体的な教材のなかでおこなわれていくことになるのですが、他教科が「単元」という言い方で「内容」を体系的に分節し、その「習得」に力を入れているとは、大きな違いがあります。保育では、従来の領域主義が、解体されており、この意味で、現在の図工の教科のとらえと、非常に近いと考えられます。すみません、細かいですが、最近気になることでもあったので、長くなりました。


相馬 靖明
幼稚園教育要領では早くから、年齢別の内容の示し方はしていませんでした。
保育所保育指針は数年前の改定で幼稚園教育要領と共通化が図られましたが、それまでは年齢別の内容が示されていました。また同時に、発達段階ではなく「発達の過程」という言葉が使われるようになりました。これらのことも、図工の指導要領と同様の考え方があるからです。

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