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2016年度 冬季セミナーのご報告

冬季セミナーは無事終了しました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。


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実践提案&鼎談 「青くん版“子どもを「人間としてみる」ということ” 」

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講演&鼎談 「新・ドーナツ論」

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分科会A 「協同的な学びが生まれる保育への試み」

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分科会B 「対話から生まれる未満児保育の実践」

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分科会C 「どこから変える?うちの保育」

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2016年度冬季セミナー 実践提案&鼎談について

2017年1月8日(日)冬季セミナー「対話から生まれる保育の創造 Part2」
実践提案&鼎談の要旨です。

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 子どもを「人間としてみる」。これは、佐伯胖先生が日ごろ強調されている言葉であり、本研究会でもずっと大事にしてきたことです。青山さんの語る子どもの姿、子どもとの関係にも、個人的には同じ匂いを感じています。そんなわけで、「青くん版“子どもを『人間としてみる』ということ”」というタイトルを付けさせていただきました。(青山さんが付けたわけではありません(笑))
 青山さんの勤めるりんごの木では、子どもたちが「自分のことを自分自身で語ること」や「自分のことは、自分で決めること」が大切にされ、自分自身や自分とは違う他者の存在意義に気付いていく機会が保障されているように感じます。青山さんは、子どもを「対象」としてみるのではなく、子どもの見ている風景をともにみたいともおっしゃいます。でも、それらが決して簡単なことでないことも、青山さんの語りは教えてくれます。
 幼稚園教育要領の改訂、保育所保育指針の改定、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂作業が進み、保育の質が改めて問われているなかで、子どもをどのような存在として捉え、子どもとどのような関係を築いていくのか、青山さんの語る一生懸命生きている子どもの姿と、そんな子どもたちとともに試行錯誤しながら営んでいる実践をもとに、皆さんと一緒に考えてみたいと思っています。


2016年度冬季セミナー 分科会について

2017年1月8日(日)冬季セミナー「対話から生まれる保育の創造 Part2」
各分科会の要旨です。

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分科会A:「協同的な学びが生まれる保育への試み」

 子どもたちの遊びが充実しているとき、そこには、子どもとさまざまなモノや人、出来事との「対話」が存在しています。それらの「対話」を通して、子どもたちが、それぞれにやってみたいことに出会い、周囲の他児とともにそれを共有しながら、試行錯誤や工夫を重ね、豊かな活動の広がりが生まれてくるとき、そこにはさまざまな「学び」が起こっているはずです。
 墨田区では、平成27年度から、そのような子どもたち自身が主体となって展開される「協同的な学び」が生まれるための保育を探究するプロジェクトが始まりました。本分科会では、その初年度にプロジェクトに参加した光の園保育学校における一年間の取組みを基に、そこから見えてきた、子どもたちの「声(声にならない思いも含めて)」に耳を傾ける大切さや、子どもたちが生き生きと展開していった活動についてご紹介いただき、そうした子どもたちの豊かな「対話」や、その対話を通して生まれる「協同的学び」を支える保育者の援助や環境構成の在り方について、参加者のみなさんとご一緒に考えていきたいと思います。


分科会B : 「対話から生まれる未満児保育の実践」

 保育所保育指針は、改定作業が今年度内に大臣告示、平成30年度に施行予定で進められています。8月に出された「保育所保育指針の改定に関する中間とりまとめ」には、改定の方向性として、乳児・1歳以上3歳未満児の保育に関する記載の充実が謳われています。主に、2歳児までは他者との関わりやその中での自我の形成など、子どもの心身の発達にとって極めて重要な時期であることや、社会情動的スキルやいわゆる非認知的能力は乳児期から育てていくことが重要であることが記載されています。このように、乳児や3歳児未満児の保育の在り方がその後の成長や社会性の獲得等に大きな影響を与えると言われている今、保育現場では実際にどのように保育を展開していくことが必要なのでしょうか。
 今夏の子どもと保育実践研究会夏季全国大会では、乳児や未満児が遊ぶ中での、人やモノや自然などとの豊かな「対話」を丁寧に捉えることにより、その保育の在り方を考えてきました。今回は、その流れを受けつつ、RISSHO KID'Sきらりの2歳児の実践事例をご紹介いただき、遊びの中で「対話」が生み出される保育実践について考えていきたいと思います。ご紹介いただく内容は、一般的な言葉でいうと「2歳児の製作活動」や「造形遊び」と言われる類のものですが、2歳児の子どもたちがクラスの仲間や異年齢の子ども、保育者、地域の人々、また様々なモノなどと豊かに対話しながら物事を探究していく姿が見えてくることと思います。そのプロセスを味わいながら、対話から生まれてくる保育実践について、子どもにとっての遊びの意味や保育者の援助や環境構成のあり方など、参加者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。


分科会C:「どこから変える?うちの保育」

 幼稚園教育要領も含めた、学習指導要領の改訂は、これまでの教育では一般的には行われてこなかった新たな学びへの挑戦ともいえます。幼稚園教育要領とともに、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領も、主体的な学びを重視した教育・保育を行うことが明記されます。
 その一方で、子ども子育て新制度が始まり2年が経ち、まだ待機児童対策が十分でないと様々な施策がとられるなど、日本の保育現場は大きな変化の時代に入っています。
 とはいえ、これからの時代、改めて問われるのは保育の質であることはまちがいありません。子どもにとってより良い保育をするために事業者(社会福祉法人・学校法人・株式会社など)や保育形態(幼稚園・保育園・認定こども園・小規模など)に関わらず、その内容を問い直す時期になっているように思います。
 本分科会では、これまでの保育を見直し、質の高い遊びや生活を紡ぎだすために、現場は何を変えなければならないのかということについて、光を当てたいと思います。実際に行事や園の枠組みを変えながら、保育者の主体性を高め、子どもにとって質の高い保育とは何かを問い続けている園の実践を切り口にしながら、それぞれの現場で何ができるのかを、皆様と一緒に検討していきたいと思います。


2016年度冬季セミナー 講演&鼎談について

2017年1月8日(日)冬季セミナー「対話から生まれる保育の創造 Part2」
講演&鼎談「新・ドーナツ論」の要旨です。

 ドーナツ論は30年ほど前に、ハイテク機器の「つかいやすさ」に関する理論として提唱したものです。機器の「人にやさしい」側面(第一接面)と「有効なしごとをする」側面(第二接面)の両方の重要さと両者の関連づけの重要さを強調した理論でしたが、教育関係のしごとをするようになってから、この理論は「人や子どもとのかかわり」についての理論となりました。ところが2015年に、ヴァスデヴィ・レディの『驚くべき乳幼児の心の世界―「二人称的アプローチ」からみえてくること―』(ミネルヴァ書房)の翻訳をして、ドーナツ論はレディのいう「二人称的かかわり」についての考え方にきわめて近いことがわかりました。そこで、ドーナツ論を、二人称的かかわりについての理論としてあらためて考え直したことをお話しします。
 保育では、「子どもの気持ちに寄り添う」ことが大切だとされており、乳幼児発達心理学では親子の強い愛情の絆(アタッチメント)の形成こそが幼児の健全な発達に不可欠とされています。何が抜けているのでしょうか。それは子どもが「第二接面」で、世の中に自立して「有効なしごとをする」ことへの支援です。レッジョ・エミリアでは、幼児たちは「あそんで」いません。「しごと」をしているのです。そのように幼児自身も保育者たちも周辺の市民たちも、みなそう思って、「よい」しごとを子どもたちとともにしていっています。

2016年度 冬季セミナーのお知らせ

2016年度冬季セミナー 参加者受付をしています。
詳しくは、こちらから。