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2017年度夏季全国大会について

2017年8月12日(土)
夏季全国大会「対話から生まれる保育の創造 Part3」
要旨です。

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実践提案&シンポジウム「“もっとおもしろく”で広がる遊びの世界」とは?

 保育においては、子どもの主体的な「遊び」を通した「学び」が大切にされています。しかし、ただ自由に放っておくだけで、子どもたちの遊びの深まりや広がりが自然に生まれてくるかというと、必ずしもそういうわけではないでしょう。子どもたち自身が主体的に豊かな「学び」を積み重ねていけるような「遊び」が展開していくためには何が必要なのでしょうか。
 今回、実践提案をしていただく奈良市立都跡こども園では、子どもたちが、興味・関心を持ってかかわりたくなる“ひと”や“もの”や“こと”との出会いを通して、「おもしろそう!」「ふしぎだな?」と心を動かされ、そこから「~~するのはなぜ?」「~~したらどうなる?」という「問い」や、「もっと~~してみたい」という「目的」を持って遊び込んでいくプロセスを模索し、そのための環境や実践の在り方について探究されてきました。今回は、その実践をご紹介していただき、子どもが思わず「おもしろい」と夢中になって遊び込んだり、その中で「~~してみたらどうなるか」「もっと~~してみたい」とさまざまな試しや工夫、発見など主体的に探究していくプロセスと、そこから生まれる子どもたちの学びの豊かさを、参加者のみなさんとご一緒に味わってみたいと思います。
 そして、そのような子どもたちの主体的な「遊び」の展開を支えていくために、子どもの傍らにいるおとなはどのような「まなざし」で子どもたちの姿を捉え、その遊びを支えていけばいいか、その「まなざし」の在りようを探ってみたいと思います。さらに、子どもたちがじっくり遊び込む過程を保障するための保育の時間や空間、モノなど多様な環境の在りようや、「資源としての計画」の在りようなど、さまざまな観点から子どもとともに遊びを創り出す保育実践について、シンポジストの先生方や参加者のみなさんと考えていきたいと思います。

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「鼎談 教育要領改訂・保育所保育指針改定(等)を現場にどう生かす?」

  教育要領、保育指針が改訂(改定)されました。今回の改訂は、乳幼児教育が学校教育改革全体の改革の中に位置づけられた大きなものです。「幼児期の終わりまでにってほしい10の姿」や「3歳未満児保育の充実」、「小学校との接続」等々、様々なポイントがあげられています。しかし、こうした改訂の方向性に批判的な見解も出されています。
 そうした中で、私たちは、今回の改訂をどのように受け止めていけばよいでしょうか?この鼎談では、どのように実践の場で生かしていくかについて、事例を通して考えていきたいと思います。そもそも、「10の姿」って到達目標じゃあないっていうけど、どう使えばいいの?これって本当に意味があることなの?ということ等について、要領・指針の改訂に現場の立場でかかわった安達氏、渡辺氏に、きわどいところまで突っ込んでいければと思います。

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分科会A 小学校との接続

 今回の幼稚園教育要領や保育所保育指針等の大きな改訂(定)の柱は、何といっても小学校以上の学習指導要領との整合性がとられ、「学び」が大事であるということが、乳幼児期から大学教育まで一貫して示されたことにあります。まさに、乳幼児期の保育・教育の基本が、小学校以上の教育にも広がっていく大きな転換点を迎えたともいえる改訂なのです。
 ところが、これまで、否、今でも、多くの園で、乳幼児期の保育や教育が、小学校教育を先取りするような形で行われてきました。また、小学校でも旧態依然のままに、受け身的な授業が行われている現実があります。
 そこで、この分科会では、小学校の授業が、どのように変わろうとしているのかを、実際に、小学校で生活科を中心に取り組んでいる先生から提案して頂き、その実践を通して、乳幼児期の保育・教育のあり方を、参加者みなさんと一緒に考えてみたいと思います。改訂(定)では幼保小の連携がより重視される中で、この改訂(定)そのものがうまくいくかどうかは、乳幼児の保育・教育の魅力を、どれだけ小学校以上の教育に発信していけるかにかかっているといっても過言ではありません。その連携のヒントをこの分科会で探したいと思います。


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分科会B 保育を開くことによって生まれる変化

 本研究会では、これまで自園の外側に保育を開き、保育の質を向上させている実践をいくつか取り上げてきました。しかし、いざ、開く機会のなかった自園の保育を、他園や地域、保護者などに開いていくとなると、自分たちの保育を見られる(評価される)ことへの不安、仕事量の増加、開くこと・見せることが目的にすり替わってしまう等々、さまざまな課題が生じると考えられます。
 今回実践提案していただく鉄道弘済会与野本町駅前保育所は、昨年9月に始めて公開保育を実施しました。与野本町駅前保育所の先生方も、当初はさまざまな不安や課題を抱えながらの取り組みとなりました。しかし、自分たちの保育をよりよくしたい、子どもの遊びを大事にしたいという思いに基づいて公開することを園全体で共有していく時、園内の個々の職員の思い、保育や業務内容が職員間でより開かれて行ったように思います。もちろん、保育そのものも変化していきました。さらに、公開することがゴールではなく、公開後に新たな動きも出てきたようです。とは言っても、その過程は簡単な道のりではなく、対話と試行錯誤の連続だったと思います。
 そこで、本分科会では、公開保育前後の流れと悪戦苦闘の日々(現在も継続)を紹介していただきながら、自分たちの保育を開くことで生まれた変化について実践提案していただきたいと思います。
 その実践提案をもとに、自園の保育を開くことの意味や、具体的な開き方について、参加者との皆さんと考えていきたいと思います。

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分科会C 0・1・2歳児の保育から考える生活と発達の連続性

 今回の改訂・改定では、乳児から小学校入学までの幼児教育で何が育つのかが明確に示されました。また、教育・保育要領、保育指針では、満3歳未満についてもねらい・内容・内容の取り扱いが、3視点・5領域で示され、発達の連続性・生活の連続性を確保した教育・保育のあり方を明確に示しています。さらに、早ければ次年度から、幼稚園が本格的に2歳児の保育を行えるようになるとも言われており、幼稚園の3歳児の保育のあり方もこれまでとはかわっていくことでしょう。
 そこで本分科会では、新しい園をスタートさせて2年目を迎えた、お茶の水女子大学こども園の実践報告をもとに、乳児の保育、1歳から3歳未満児の保育、2歳から3歳への接続について、参加者の皆さんと共に考えたいと思います。

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