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2017年度冬季セミナー 講演+鼎談について

2017年度冬季セミナー 講演+鼎談の要旨です。

 ケアリング論で著名なN.ノディングズは、学生たちにしばしば、”Stop thinking!” (「考えることをやめなさい」)と注意するとのこと。それはなんらかの枠組みや解釈をあてはめようとすることをやめて、あらゆる感覚のチャネルを開いてしっかり見ること(open all channels to perceive it)といいます。(”Caring,” p. 146)。また、省察(reflection)論で著名なD.ショーンは、「実践の中での省察(reflection-in-practice)」は客観的に記述する観察者(傍観者)としての言葉によるのではなく、当事者自身が感じ取ること(feeling for)によるとしています。ショーンは、「感じること」は「知ること」と対立するのではなく、むしろ「深く知ること」であり、そのときは、どのように対応(むしろ「応答」)すべきかが“自ずから見えてくる”としています。
 講演では、ノディングズが”Stop thinking!” と言ったこと、ショーンが「傍観者的記述をやめて当事者としてその場で感じ取ること」と言っていることが、保育実践ではどういう意味になるかについて、私たちが最近著した『「子どもがケアする世界」をケアする』(ミネルヴァ書房、2017)と関連づけて説明し、それらをみなさまと「感じながら考えたい」と思います。 佐伯 胖


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