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冬季セミナー実践提案&シンポジウム要旨について

15:25~17:30 実践提案&シンポジウム

実践提案 本田智秋(順正寺こども園)

シンポジスト 三谷大紀(関東学院大学)

コーディネーター 大豆生田啓友(玉川大学)

「子ども主体の保育のついての追求~同僚性を高めながら~」

<要旨>

現在、全国のあちこちの園で、子ども主体の保育の実践への転換、あるいはその深まりへの取り組みが行われています。その中で、広島市の順正寺こども園はこれまでの保育を大きく転換し、さらに子ども主体の保育を深める取り組みをしているのです。遊びの環境、生活場面、行事など多岐にわたってチャレンジを行っています。こうした保育の転換の取り組みで重要なのは、職員の同僚性を高めているということです。また、広島市での組織的な動きとも連動しています。そうした、順正寺こども園の実践報告を受けて、子ども主体の保育を追求していくために大切なことを考えていきましょう。

2019年度子どもと保育実践研究会冬季セミナーの詳細について

2019年度冬季セミナーの詳細についてお知らせいたします。

多くの方のご参加をお待ちしています。

2020年1月12日(日) 玉川大学大学教育課2014 6階

9:50 開会挨拶

10:00~11:50 講演&鼎談
講演 佐伯 胖(田園調布学園大学 大学院)
鼎談 佐伯 胖(田園調布学園大学 大学院)渡辺英則(港北幼稚園・ゆうゆうのもり幼保園)岩田恵子(玉川大学)  

”あらためて、「遊ぶ」ということの意味 中動態としての「遊び」を考える”

動詞には能動態(スル)、受動態(サレル)動詞のほかに、中動態というのがあります。たとえば、「見える」とか「見えない」という場合、それは「見る」という能動形ではないし、「見せてくれる」という受動形でもないでしょう。ただ、(勝手に)「見えてくる」か(勝手には)「見えてこない」わけです。でも、「見える」とか「見えない」というのは、この「ワタシ」にかかわることで、主語(主体)はしっかりあります。

ところで、「遊ぶ」というのは、何かを「しよう」という特定の「遊び行為」を「スル」(能動態)があるかもしれませんが、実際に「遊んでいるとき」というのは、「遊び」が「やってくる」のであって、「これをしよう」という目的意識はないでしょう。「遊ぶ」ということを、そのような「中動態」だと考えてみますと、いろいろ思い当たることがあるでしょう。また、多様な「中動態」の動詞を考えてみますと、実は、「保育する」ということも、本来は、「気がついたら保育していた」ということ、つまり、中動態的動詞なのかもしれません。

そうだとすると、能動態の行為のように、綿密に計画し、環境を整え、「遊び」を仕掛ける、仕組む、というのがオカシイことがわかるのではないでしょうか。即興と発見とさらなる探求が勝手に向こうからやってくる、というのが本来の「保育」ではないでしょうか。講演では、中動態としての「遊び」を考えることから、保育そのものの「中動態」性を考えてみたいと思います。

13:10~15:00 分科会(A・B・C)

分科会A「生活と遊びの中の造形表現」~造形は作品づくりではなく、子どもの遊びそのもの~

○実践提案 谷戸幼稚園 佐伯里乃

○コーディネーター 平野麻衣子(兵庫教育大学)大井美緒(星美学園短期大学)

このサブタイトル、素敵だと思いませんか。実は、提案園である谷戸幼稚園の先生方が考えて下さいました。園に訪問すると、タイトルの通りに、一人ひとりの子どもが自然に、その子らしく遊び、表現する姿があちらこちらで見られました。日々の生活の中での様々な素材体験や感動体験、そして疑問から生まれる造形表現。実践提案では、見立て・つもり・ごっこ遊びに見られる造形表現について、一人ひとりのイメージを大切にしつつ友だちと共有していくプロセスを具体的にお話しして頂きます。

造形表現といっても、作品づくりを目指すのではなく、子どもがおもしろがっている世界とのかかわりがそのまま遊びであり、表現である・・・うんうん、わかる。確かにそうなりたい、けれどもなかなか難しいという声もあると思います。そこで、この分科会では、「けれども」の部分についても、率直に語り合えればいいなと考えています。様々な声を交換し合う中で、子どもの表現って何だろう?造形表現って?というそもそもを考える機会となれば幸いです。

分科会B 子どもと保育者が創るあそび環境~子ども主体の保育への転換~

○実践提案 幼保連携型認定こども園 かほる保育園 石川富優美 依田みづき 落合陽子

○コーディネーター 久保健太(関東学院大学)小林紀子(青山学院大学)

11月1日(金)に、かほる保育園(甲府市)に行ってきました。石川さんと依田さんは5歳児クラスの担任です。さっそく、二人のクラスに入って、一緒に過ごさせてもらいました。

私がうかがった10時ごろ、ちょうど朝の話し合いを園庭でおこなっていました。話し合いの結果、「いいからいいから」という大型園庭遊具から「みんなで飛び降りよう」ということになり、大人はマットを準備して、子どもは順番をつくって、準備をします。ひととおりクラスで遊んだ後は、それぞれのしたいように自由に過ごします。依田さんは、「いいからいいから」のすき間から、はみ出てきた茎を、子どもたちと一緒にのぞきこんでいます。石川さんは、木登りをする子どもたちのそばにいます。

私は「子どもと保育者が一緒に創る」というのは、こういうことなんだろうなあと感じながら、過ごしていました。

石川さん、依田さん、落合園長に話をうかがってみると、子どもと一緒に保育をつくることの楽しさや工夫をたくさん語ってくれました。そういった話は、分科会当日にもたくさん聞けると思います。

とはいえ、現実は、うまくいくことばかりではありません。三人は、それぞれの悩みも語ってくれました。

むやみに理想を語るのではなく、とはいえ、悩みっぱなしで終わるのでもなく、かほる保育園の実践提案を手がかりに、子どもと一緒に保育をつくるためのヒントを参加者のみなさんと一緒に見つけたいと思っています。

分科会C「ドキュメンテーション型日誌をとおして実習と保育の質を高める」

○話題提供 うーたん保育園 斎藤由希 玉川大学学生 橋口由紀乃 玉川大学 鈴木美枝子

○コーディネーター 瀬川千津子(田園調布学園大学) 木村 創(認定向山こども園)

玉川大学では、実習園の協力を得て、教育実習(幼稚園)、保育実習(保育所)において写真を用いた「ドキュメンテーション型日誌」の取り組みを始めています。今回の分科会では、まず、その取り組みの概要を、同大学保育実習担当の鈴木美枝子先生からご紹介いただきます。また、この枠組みの中で、「ドキュメンテーション型日誌」で、初めての保育実習を行った体験を、同大学4年次学生の橋口由紀乃さんに話していただきます。

その上で、この橋口さんの実習を受け入れてくださった側であるうーたん保育園の斎藤由希先生に、「ドキュメンテーション型日誌」による実習受け入れの様子、その実習の中で感じておられること、さらには、この実習をより良い学びにつながるように受け入れてくださったうーたん保育園の保育の特徴をお話しいただきます。

これらの話題提供を受けて、参加者の皆さんとは、単に「実習日誌」という観点だけではなく、保育の質を高めていくような記録のあり方、日誌のあり方、ドキュメンテーションのあり方を検討していく時間を持つことができれば、と考えています。子ども理解を深めるような写真の工夫はあるでしょうか、日常の各園でのドキュメンテーションの視点はどのようなものでしょうか、保護者との子ども理解の共有はどのようなものでしょうか。ドキュメンテーション型日誌をとおして保育についてじっくり考える機会を、と願っています。

 

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