2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

「気になる子どものいる保育」報告

先週、青山学院で開催されました「第4回子どもと保育研究講座-気になる子どものいる保育」に参加された皆さんから、いくつか感想をいただきましたのでご紹介します。

「ビデオカンファレンス:気になる子どものいる保育」
○コーディネーター:若月芳浩(香蘭幼稚園・玉川大学)

********************************************************
土曜日は、本当にありがとうございました。
若月先生のおはなしはもちろん、ビデオの内容と、マイクをみなさんにまわしてくださったS先生のお陰でとてもあたたかい雰囲気の研究会だったと感じています。

ビデオをに映っていた内容はもちろんなのですが、若月先生からの補足説明や行事のあとでお疲れですのに来てくださったRちゃんの年長のときのN先生のコメントのお陰でさらに、Rちゃんの育ちが鮮やかに見えてきたように思います。

Rちゃんの担任の先生方が悩みながらRちゃんとの関係を探っていくプロセスを
「格闘しつつ、かかわりつつ、理解する」
と表現していらっしゃいましたが、まさにそのプロセスを感じることができるビデオでした。

また、そのプロセスは、障碍をもっているRちゃんだから特別なものなのではなく、それがともに楽しむ保育の営みそのものだということも、先生方の様子やまわりの子どもたちの様子を見ながら納得できました。

こうしたビデオを見ながら、ときどきディスカッションの時間があったために、参加していたひとたち自身が保育で抱えている課題を具体的に語り、考える機会にもなったように思います。

私がお話を伺った、週2日障碍を持つ子の補助で入っていらっしゃる先生も、自分の「保育」への関わりを考えることができた、とおっしゃっておられました。
具体的に子どもたちとどう関わるかは難しい課題もたくさんあります。
でも、ともに楽しんでみようと、保育をポジティブに考えられる機会だったように思います。

理論的に興味深いところは、K先生がまとめてくださったので、会場の雰囲気が伝わればと思って書いてみました。
*************************************************************
I先生、感想をお寄せいただきありがとうございました。
当日の会場の様子が伝わってきますね。
S先生、マイク係ありがとうございました。
K先生の理論的なまとめというのは・・・以下です。
*************************************************************
研究講座は、香蘭幼稚園のVTR(新宿スタジオ)視聴と議論という展開だったようです。
私は他の会と重なっており、準備と片付けの前後しか参加できず、残念でした。
最後の若月先生のまとめの所で、以下の点が大変興味深かったです。

○保育者の子どもの見方の違いと評価
 ・個体能力的発達観⇒関係論的発達観
 ・「気になる子」を、自分の保育の枠組みに入れようとすることから、枠組みの見直しをすることへ
  (図示しての説明は分かりやすかったです)

○かかわりの難しい子どもの保育
 ・子どものニーズに応える
 ・関係つくりを意識する
 ・参加させるための保育から、共に楽しむ保育へ
 ・常に相手の気持ちを考えた言葉かけを意識する
     ↓
 パターン化した保育ではない!
 特別な保育ではない!

*参加した学生と授業で議論できることを楽しみにしています!
*ほんの少ししか参加していない私からの感想です。
 他の先生方、あとは、どうぞよろしくお願いいたします!

****************************************************************
保育の場では、「特別支援」ではなくなるんですね。
なお、新宿スタジオが製作したDVD「気になる子のいる保育」は前作の港北幼稚園が舞台のものの続編といえるものだと思いますが、まだ販売されてはいないようです。


(松山東雲 相馬)

「気になる子どものいる保育」

第4回子どもと保育実践講座を開催します。
●「ビデオカンファレンス:気になる子どものいる保育」
○コーディネーター:若月芳浩(香蘭幼稚園・玉川大学)
今回は、横浜市の香蘭幼稚園でのVTR映像を用い、クラス担任をされている若手の先生にも参加していただいて、ビデオカンファレンスの形で進めていきます。
保育者にとって気になる子ども、かかわりの難しい子ども・・・子どもの成長とともに保育者の成長についても考えてみたいですね。

○日時:11 /22(土) 15:00 ~ 17:30 
○会費:子どもと保育実践研究会会員500円 学生500円 一般1000円 
※事前申込みは必要ありません。会場にて会費をお支払ください。
○会場:青山学院大学 青山キャンパス
※会場となる部屋については当日キャンパス内に掲示します。正門よりお入りください。

ところで、厚生労働省の社会保障審議会児童部会が10月14日に開催されています。
数ヶ月ぶりの開催でしたが、今回の主な審議内容は「障害児支援の在り方について」でした。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/s1014-5.html
当日の議事録も公開されています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/txt/s1014-1.txt

ポイントは以下のようです。
●母子保健関係・・・健診後のフォロー体制の構築等
●保育 ・ 放課後対策 ・ 地域子育て支援
・・・障害児受入れ促進、専門機関との連携強化
●相談支援・・・身近な敷居の低い場所での相談支援
●児童養護・・・児童養護施設における障害児への対応


今回の児童部会開催は「障害児支援の見直しに関する検討会」からの報告書を受けてということです。
「報告書」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1014-5j.pdf
そこでも、学校の位置づけが検討されています。
一方の文部科学省の「特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議」でも、幼稚園と学校との接続体制などが検討されているようです。

(松山東雲 相馬)


第3回子どもと保育研究講座

ゆうゆうのもり幼保園の見学会と第3回子どもと保育研究講座のお知らせです。
申込まれる場合は、以下のPDFファイルをダウンロードして印刷してください。
必要事項をご記入の上、ゆうゆうのもり幼保園までFAXでお申し込みください。

「2008kennkyuukouzavol3.pdf」をダウンロード

○日時:9月13日(土)10:00〜12:00
○会場:ゆうゆうのもり幼保園
※9:30受付開始となります。

○内容:施設見学・実践提案と協議


ちょっとあっさりとしたお知らせですが・・・
ゆうゆうのもりが始まってすぐに施設見学会を行いましたが、その後のゆうゆうのもりはどうなっているのでしょう?
この夏の研究大会では、若い男性保育者からの実践報告がありました。
素敵な映像でしたね。この1学期を終えて、彼らが編集した保護者向けのムービーを見せていただきました。若い感性があふれていてうらやましい感じがしました。
ゆうゆうのもりも成長していますね!
ぜひ、現地でその雰囲気を味わってみてください。

(子どもと保育総合研究所事務局)

子どもと保育研究講座②「私の保育・私たちの保育―経験の壁を越える―」

今週末の土曜日、第2回「子どもと保育研究講座」が開催されます。


テーマ:「私の保育・私たちの保育―経験の壁を越える―」
会 場:青山学院大学青山キャンパス  1135教室(11号館3階)
時 間:15時~17時半(受付14時半から)
参加費:子どもと保育実践研究会員500円 学生500円 一般1,000円

会場へは、正門入ってすぐ右手の総研ビルの脇を入って、奥にある11号館の3階へどうぞ。

提案者は、松浦浩樹(聖学院大学)さんです。

松浦さんからどのような提案がされるのか、実のところわかっていないのですが・・・
「私の保育」と「私たちの保育」の間には何があるのでしょうか?
その間には、何か「壁」があるのでしょうか?
「経験の壁」・・・新人とベテランの間の問題?・・・経験を重ねることによって強固になっていく自分のフレームが「壁」になってくるということ?・・・とても興味あるテーマなのですが、参加できず残念です。

(松山東雲 相馬)

「ニュージーランドの保育の現状」報告

本日、青山学院大学で、第一回子どもと保育研究講座が開催されました。


参加された若月芳浩さん(玉川大学・香蘭幼稚園・四季の森幼稚園)から早速、報告が届きましたのでご紹介します。

Imgp2046

高嶋景子さん(田園調布大学)です。


(以下、若月さんからの報告です)
高嶋先生から、テ・ファリキの概要が紹介されました。
4つの原理として
・エンパワーメント
・調和的発達
・家庭と地域
・関係
5つの領域として
・「幸福」
・「所属」
・「貢献」
・「コミュニケーション」
・「探求」
があげ゜られるそうです。

その中でも感じたことは「記録」の重要性です。
ポートフォリオ、プロファイルを親にわかるように提示することがすごいと思います。


Imgp2047

皆さん積極的に参加して、日本の保育指針、無償化の問題などにも話が拡がっていきました。


高嶋先生ご苦労様でした。
若月芳浩


写真をクリックすると、拡大表示されます。
よく見ると、森上史朗先生もいらっしゃいますね。
今回は、学生さんの参加が多かったようです。

高嶋さんのパワーポイントの映像を見ると、ポートフォリオについて説明されている場面のようです。

最大に拡大してみると何とか読み取れますが・・・
テ・ファリキの考え方や領域とリンクされたポートフォリオとなっているようです。
そして、子どもの次の育ちを保護者と一緒に考えることができるところに、特徴があるようです。
私も行って、高嶋さんの講義を受けたかったなあ。

(松山東雲 相馬)

子どもと保育研究講座①「ニュージーランドの保育の現状」のお知らせ

次の週末、今年度1回目の「子どもと保育研究講座」が開催されます。
今回の担当は、高嶋景子さんです。

①6/7(土)15:00~17:30
「ニュージーランドの保育の現状(報告)」
高嶋景子(田園調布学園大学)
会場は、青山学院大学(青山キャンパス)1172教室
11号館の場所は下の画像をクリックしてご確認ください。

参加費 子どもと保育実践研究会員500円 学生500円 一般1,000円

Aogakumap

「この3月に行ってきた際、垣間見たニュージーランドの保育の現状を簡単にご報告し、日本で参考にできることがあるとすればそれは何か、またその可能性(&問題点)についてなどを、フロアの方々と考えて行きたいと思っています。皆さんのご参加をお待ちしています」(高嶋景子)

先日の日本保育学会名古屋大会の夜も、高嶋さんのニュージーランドと若月さんのカナダの子育て支援の話に大豆生田さんが加わって、相当盛り上がっていたようです。
若月さんもこの春カナダに行かれて、子育て支援の実情について調査されたそうです。


7月以降の、保育研究講座についても再掲してお知らせしておきましょう。

②「私の保育・私たちの保育―経験の壁を越える―」:松浦浩樹(聖学院大学) 
7/5(土)15:00~17:30  青山学院大学 青山キャンパス(1135教室)
③「ゆうゆうのもり幼保園見学会」:渡辺英則(ゆうゆうのもり幼保園)
9/13(土)10:00~12:00  ゆうゆうのもり幼保園
④「ビデオカンファレンス:気になる子どものいる保育」:若月芳浩(香蘭幼稚園・玉川大学)
11/22(土) 15:00~17:30  青山学院大学青山キャンパス(1172教室) 

(松山東雲 相馬)
    

今週末の保育研究講座

保育研究講座のお知らせです。
以前にお知らせしていたように、今週末の土曜日、「子どもと保育研究講座」を行います。
皆様のご参加をお待ちしています。

●12 /1(土) 15:00 ~ 17:30 
●「保育者が育つ園文化の探究~障碍のあるこどもが育つ園は保育者も親も育つか~」
●コーディネーター:若月芳浩(香蘭幼稚園・四季の森幼稚園・玉川大学)
●会場:青山学院大学 青山キャンパス  第16会議室(総研ビル9階)
●会費:会員500円 学生500円 一般1000円 
※事前申し込みは必要ありません。会場にてお支払いください。
※会場となる教室・会議室の場所は、当日、正門付近あるいは正門右手総研ビル1階のエレベータ前に掲示します。

コーディネーターの若月さんからのコメントです。
●香蘭幼稚園の保育者が提案します。新宿スタジオから出される「かかわりが難しい子のいる保育」の第3弾の映像を使い、彼の苦悩と少しずつ子どもを理解する過程について、彼自身の口から語ってもらう予定です。年中時の保育者も参加する予定です。ビデオ撮影と保育者との会話の中から、保護者が少しずつ変化する姿も語る予定です。保育者が育ったかどうかはわかりませんが。どうぞお楽しみに!

(松山東雲短大 相馬)

「遊びの環境を考えよう」子どもと保育研究講座・報告

9月8日(土)の午後に、「遊びの環境を考えよう」というテーマでの保育研究講座を開催しました。
初めにお知らせした段階で、「2学期からのクラスづくり」という言葉を添えていたせいもあって、幼稚園でクラス担任をされている方が多かったのですが、他にも、地域子育て支援拠点での保育グループの保育者の方、特別支援学校の幼稚部に勤められている方など、8名の方が参加されました。
とてもコンパクトな人数でしたので、それぞれの方が自分の言葉で参加できるといいなと思い、自己紹介では、「おにぎりの具といえば!」好きなおにぎりの具を教えてください・・・

普通にしゃけが好きです・・・鳥五目でしたけど一時期タラコで今はエビマヨ・・・・

コンビニで買ったおにぎり、すっかりエビマヨと思い込んでかぶりついたらまったく違う具!「思いもしなかった」っていうのはこんな感じ?

おにぎりっていうと、コンビニのおにぎりが思い浮かんだけど、他の方の話を聞いてたら、元々買うものじゃなかったことを思いだした・・・

こんな時間が実は大切だったりしますね。「それわかるな」「その感じ、私も同じ・・・」「そういう感じ方もあるのか・・・」と思いながら、参加者それぞれの方に思いを向けていくことからスタートすることができます。

さて本題の「遊びの環境を考える」ですが、まずはコーディネーターである相馬が、最近見たいくつかの保育現場での様子を話しました。そのことを手がかりに、参加者自身の身の回りの話題を語っていただくことが、8人という人数だったら可能だろうと考えました。すると・・・

片付けることが苦手な保育者です・・・子どもたちも片付けるのが苦手・・・周囲の先輩からは、片付けのための「表示」を作るようにアドバイス・・・しかし本当に、「分類表示」=「主体的に」なのだろうか?という疑問・・・「何となく(表示をすることで自動的に)できてしまうこと」はその底に「めんどうくさいこと・トラブルを回避」という社会全体の風潮が潜んではいないだろうか(幼稚園4歳児担任)

なぜみんな、トラブルを避けたいのか?・・・そこに、寄り添う人がいないからだと感じている。
「ちゃんと○○を終わらせていないと、××はできない」・・・片付ける、片付けないという話には、「ペナルティから入っていく」学校や園の文化があるのでは?(2歳児を中心とした保育グループ保育者)

と、「片付ける」ことをひとつのキーワードに話が進んでいきました。

全く片付けようとしないクラスの子どもたちに「みんなが片付けたくないなら、片付けないことにしようか」と持ちかけたところ「オレたちがやらなかったら、先生が夜、一人で片付けるんでしょ?」と聞くので「先生もやらない、だってイヤになっちゃったんだもの」・・・すると、やろうとする子と全くやらない子とに別れた。そのうちに、子どもたちから「一人一人が、みんなが、やらないとできない」という言葉が聞かれた・・・

と、5歳児を担任している方が1学期の様子を話してくれました。担任の気持ちを汲んでしまう子どももいますが、そうでない子どももやはりいます。
保育者の気持ちを汲み保育者が望む行動をしようとする子どもたちをクラスの主流にしていくことが、上手な保育者、上手なクラス経営なのだとする考えもありますが、それが全てではないだろうと思います。
「イヤになっちゃったんだもの」という保育者自身の言葉に表れているのは、前提として「しなければならないこと」として「片付け」が存在することへの疑問だったのではないでしょうか。
この方は、その時点で「片付けという言葉を使わないようにしよう」と心がけられたそうです。「きれいにしてから食べよう」「しまってから遊ぼう」と言い換えたそうです。
「片付け」という単語にしみついた、「前提として、しなければならない」という意味合いに対して、「何かを食べるときは周りがきれいになっているほうが気持ちよく食べられる」「一度使ったものは、しまっておくとなくらなくていい」・・・といったように、しなければならないからしているのではないという意味合いを持たて、自分の言葉を使うように留意されたわけです。
その頃から、クラスの子どもたちの遊び方、遊びの広がり方も変わってきていることが感じられたそうです。

別の園の3歳児を担任されている若い保育者の方。
2学期になり子どもたちは保育室内の「ままごとコーナー」「粘土のコーナー」で、1学期のことを思い出したように遊んでいるが、1学期はそれぞれのコーナーのモノがいりまじることがなかったのに、最近、粘土がままごとコーナーに持ち込まれたり、粘土に色紙が混じったりするようになった、とのこと。
一緒にクラスを担任しているもう一人の保育者も成り立ての方のようで、二人でどうしたらよいのか迷っているのだそうです。
せっかくキレイに遊んでいたのに、素敵なままごとコーナーの遊具にくっついた粘土や、ちぎられた色紙がまじってしまった粘土を見ると、それぞれのコーナーをそのままにしていてよいのか迷うわけです。
素敵な木製のままごと遊具はしまってしまい、安物でも本物の食器や調理器具などを用意して、心置きなく使わせるほうがいいのだろうか・・・

そのクラスの子たちは、1学期のうちはキレイに遊んでいたのでしょうね。
2学期になって、場を行き来する子や、他の場からモノを持ち込む子が表れ、周囲の子どもたちもその面白さに気づき「動き」始めたのだろう、と少し経験のある保育者ならばそう思うでしょう。
そうとらえたとすれば、それからは保育者のちょっとした覚悟が必要なのだと思います。
心置きなく使わせることができるモノを用意していくこともいいかと思います。
しかし、それが保育者の安心のための環境となってしまっていないかは、問う必要があります。
子どもたちがモノを移動させたり、別の場に持ち込んだり、混ぜ合わせたりすること自体に子どもたちの育ちをとらえたいわけですから、ここは一つ、保育者の時間的なコストをかける時なのではないでしょうか。
こびりついた粘土を丁寧にとってまとめたり、混じってしまった色紙を取り除いたりする時間は、子どもたちの育ちに必要なコストなのだと考えてみてはどうでしょうか。
園の他の保育者に対して、自分はそう考えて今はこうしているということを伝えることが大事だと思います。
そうすることで、3歳児の保育室のコーナーの設定の仕方や、具体的にどのような質のモノをそこに置くのかといったことを、園のみんなで考えることにつながっていくのではないでしょうか。

週末の土曜日ということで、他のメジャーな研究団体の研修会も同じ日にあったそうです。
美容院にも行きたいし、どれにしようか迷ったあげく、選んで来てくださった方もいらっしゃいました。
遊びの環境を具体的に「こうすればよい」といった話ではなかったので、参加された方の満足につながったかどうかはわかりませんが、「その後どうなりました?」と聞いてみたい内容で、断続的にでも続けて深めていきたいテーマでした。

ご参加の皆さん、ありがとうございました。
(松山東雲短期大学 相馬靖明)

明日午後、第3回子どもと保育研究講座

明日午後3時より、青山学院大学総研ビル(正門すぐ右)にて、第3回の子どもと保育研究講座を開催します。
今回は、遊びの環境を考えてみたいと思います。

一昨日、昨日と横浜市の「ゆーのびーの」、足立区の「おおやた幼保園・子育てサロンたんぽぽ」に伺い、スタッフの方のお話を伺ってきました。
「ゆーのびーの」は親子の広場びーのびーのが、東横線妙蓮寺駅前の商店街の一角で、未就園の子どもを週に1~2回預かるという事業を行っています。多くは2歳児ということです。
スタッフの方たちは、職業としての保育者経験のある方もいれば、びーのびーのの利用者からスタッフになった方もいます。
親子の広場「びーのびーの」「どろっぷ」のスタッフだった方たちが、預かりのスタッフとして移ってきたわけです。
今年度は、預かる子どもが曜日ごとに固定のメンバーとしているそうです。
「親子の広場と、同じ顔ぶれの子どもたちを預かる場とでは、何らかの環境の違いがありますか?」と伺ってみたところ
親子の広場は「親のための環境になっているんだなぁ」と改めて感じられたそうです。
具体的な言葉を紹介すると、親子の広場は「片付けやすくなっているけど、逆に子どもが手を出しにくい」「片付けろオーラというかメッセージが強烈」と、おっしゃってました。
預かりの場では、子どもが自分で遊ぶ、自分で遊び出す、自分で遊びを見つける姿に寄り添い、子どもの思いをつないでいくことにスタッフとしてかかわることができるために、そのように感じられるのでしょう。
親子の広場でも「遊びの大切さをどのようにとらえるのか・どのように伝えるのか」ということが問われているのだと感じました。
ゆーのびーのスタッフの皆さんが語る子どもたちとの愉快なエピソードから、子どもが自分で始めた遊びが大切にされること、子ども自身もそれを大切にしていくことの体験は、今の子どもたち、特に2歳前後の子どもたちにとって非常に大きいことだなと感じました。

昨日の「おおやた幼保園」では、1歳児の保育室に初めてお邪魔しました。午前中の牛乳を飲むタイミングの時間でした。
みんなをいっぺんに「座らせて」「飲ませる」のではなく、テーブルが用意され、その気になった子どもから手を洗いいすに座り、前掛けをかぶり牛乳を飲み始めます。
私が室内に入っていったことで関心を示し遠くで見ていたり、近寄って手にしたおもちゃを見せにきたり、絵本を持ってきてなにやら話しかけたり、自分の遊びを続けている子もいれば牛乳を飲み始める子どももいます。
「○○ちゃんも飲む?」と声をかけていましたし、その気になって自分からいすに座ろうとすることを大事にしたいのだと感じました。

幼保園なので、4・5歳児クラスには幼保それぞれの担任がいます。プラス、特別支援担当スタッフや大学生のボランティアなど、各クラス常時3人の保育者がいました。思わず園長先生に「人件費高そう!」と言ってしまいました。
遊戯室の壁に、ポスターカラーで描いたと思われる大きなクジラがはってありました。全紙を3,4枚つなぎ合わせた程度に横長で、グレーの濃淡がクジラの迫力を表していました。
「4人の子どもが一気に描き上げたのよ。そういうときに人手がいるのはいいって思う」と園長先生がおっしゃってました。
描きたいというので絵の具や描く場を子どもと一緒に準備したり、描き始めた様子を見て紙を横につなぎ足したり、ということができたから子どもの思いがとぎれずにつながれて、一気に描き上げられたのだろう、とのことでした。
4,5歳児の保育室には遊びの素材が十分にあり、子どもたちが自分でそこにアクセスして自分の遊びに使っていました。
遊戯室の出入り口付近に書棚があり、ごっこ遊びをしている子どもが、ときおりいくつか本を選んでは眺めてまたごっこ遊びに戻っていきます。遊びのイメージの補給にきていたのでしょうか?
子ども自身が、さまざまなモノに自分からアクセスして遊びを見つけ出していく・・・「環境」による部分はとても充実していると感じましたし、それにプラスして子どもの思いが大切にされつながれていく・・・「援助」の部分では、ゆとりのあるチーム保育がそれを可能にしているのだな、と感じました。
(松山東雲短大 相馬)

5月12日の保育研究講座のご案内

日 時:5月12日(土) 15:00~17:30 、
会 場:青山学院大学 青山キャンパス1135教室(11号館3F)です。
テーマ:「子どもとともにつくる音楽表現活動」
コーディネーター:大豆生田啓友(関東学院大学)
事例報告者:岩本洋子(日吉台ひかり幼稚園)
会費:会員500円 学生500円 一般1000円

コーディネーターからの一言

今回、事例報告をして下さる岩本洋子先生は、
横浜にある日吉台ひかり幼稚園で園長をなさっています。
この園は、最近、私がもっとも面白がっている実践の一つです。
事例報告もビデオを中心に行ってくれるかと思いますが、
子どもの姿に寄り添いながら、そこに保育者の思いも合わせてともにつくっていく音楽表現活動はとっても魅力的です。
楽器へのこだわりもただごとではありません。
すっかりほれ込んでいます。
先日も同じ報告を私の別の会でしてもらいましたが、
「子どもの姿に徹底的に添って音楽表現活動をしていくと、最後に年長の最後にはメロディに興味をもつのよ!」
という言葉にはぐっときました。
実践からも説得力があります。
本物です。この方は。
限られた時間ですので、おそらく5歳児の実践を中心に
報告してくださるかと思います。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。

より以前の記事一覧